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あおい
2020年5月5日 04:55
私は多分、夫にときめいた事がない。顔がタイプな訳じゃないし、好きな食べ物も、好きな映画のジャンルも、好きな漫画のジャンルも全然違う。彼は私が大好きな「3月のライオン」を全巻買い揃えておきながら、1度も読んでくれた事がないし、私が大好きなチーズケーキも嫌いだ。私が高校生だったとしたら、多分、恋愛に発展しない相手だ。*元々、愛されるより愛したい病の患者だった私。それ故に数々の失
安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
2020年5月23日 15:23
6年ほど前のこと。鬱で夫が倒れてしまったことがあった。家から出ることもままならない彼に、今自分がかけている言葉が、やっていることが正しいことなのか、私自身も日に日に分からなくなってしまっていた。悩みを抱えている本人はもちろん、それを支えようとする人もまた、孤独になりやすいと聞いたことがある。悩んだ末に、義父が知っている精神科に伺うことになった。といっても、「精神科に行こう」と声をか