認知症介護って簡単な脳科学だった!パート8
この頃の父は、感情にムラはあるものの、顔の表情も険しさが無くなり、薬のせいか寝て過ごす事も増えて来ました。
私達家族は、この頃から、次のステージへと向かう準備に入ります。
【畑に行けるまでに】
父は100年続く枇杷農家の2代目で、繁忙期以外は母と2人で毎日畑作業をしていました。
父は健康で、こんなに畑に行っていないのは、人生で初めての事だったと思います。
大切に育てていた枇杷の手入れも、今回のいろんな騒動で行っていなかったので、少しの時間だけ連れて行ってみる事にしました。
父のバグが始まって、これまで4ヶ月が経っていたので、筋力も落ち畑の移動も足元がおぼつかなくなってる事はすぐにわかりました。
でも、木の近くに行くと、自然と指先を動かし始めたんです。
スゴイ! スゴイぞ!と 母・聖さん・雄二くん・私は皆んなで目を大きくして、感動して微笑みました。
私や姉・雄二くんも収穫時期以外は畑作業で解らない事が多かったので、少しずつ質問し教えてもらいました。
ここでも雄二くんが大活躍です!
雄二くんは作業をしていくと、畑仕事が向いていた様で、沢山質問して楽しく教えて貰っていました。
私もその光景を良く覚えていますが、
最近動画で脳科学に基づくコーチングの勉強した内容に
脳って問いに抗えない 質問されたら脳は答えてしまう
というのがあって、あの時に私達が自然としていた行動は間違っていなかったんだ!!と答え合わせがまた一つ、出来ました。
長年してきた作業なので、やっぱり体が覚えているんですね!
数ヶ月前までは畑のはの字も言わなかったのに
暫くすると、母が夜になると父が眠らず何度も起こされて大変。というので、これまた雄二くんの出番です。
雄二くん『父ちゃん!畑に行くよ!はよう準備せんねっ』と父を誘います。
不思議と父も断らず、『そうね』と行くんですよね(笑)
日中は動け・働け!夜に寝ろ作戦でした
【セラピーインコ と セラピーやぎ】丁度その頃、聖さん達の元に全身真っ白のオカメインコ(しろちゃんと命名)が家族として増えました。
父もインコを飼育していたんで、すんなり受け入れて優しくインコに話しかけることも多くありました。
父も穏やかに接する様になり、『しろちゃ〜ん』なんて声をかけたり。なんとセラピーインコの誕生です。
父や、私達を癒す動物達は、ヤギの こなつちゃん・こまめちゃん・うーくん・はるくん・みーくん と畑で迷子になっていた野ウサギの たけちゃん と増えていきました。(笑)
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次回【待望のその時は 突然に・・・】
【歓喜!!先生から 卒業宣言】