真夏の夜の夢
そのコンビニが、少し前に閉店したことは
知っていた。
100m手前のラーメン屋を久方ぶり訪れ、ふと
元コンビニの方に目をやった。
すると潰れたはずのコンビニの元看板が
輝いていた。
「へぇ、もう新しい店舗が」
と物見雄山、少し足を伸ばして見に行ってみた。
しかしそれは、対面した歯医者の電飾看板を
ただ鈍く反射しているに他ならなかった。
それはまさしく、まやかしの蜃気楼、
真夏の夜の夢のようでした。
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そのコンビニが、少し前に閉店したことは
知っていた。
100m手前のラーメン屋を久方ぶり訪れ、ふと
元コンビニの方に目をやった。
すると潰れたはずのコンビニの元看板が
輝いていた。
「へぇ、もう新しい店舗が」
と物見雄山、少し足を伸ばして見に行ってみた。
しかしそれは、対面した歯医者の電飾看板を
ただ鈍く反射しているに他ならなかった。
それはまさしく、まやかしの蜃気楼、
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