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本当に海外へ「ボランティア」すべきでしょうか?

極端な意見だと思います。
でもこういう人間もいるという事で。

私は福祉施設で働いていました。
福祉にまつわる国家資格も持っています。
国に認められた資格を持つというのはどんな形であれ、国の成長にメリットをもたらす働きをする必要があるという事でもあります。

福祉施設は色んな問題を抱えた人達がいらっしゃいました。裏を返せば問題があるからこそ福祉がある。

私は高齢者福祉にいました。超高齢化社会の今、老老介護、ヤングケアラー、虐待、とにかく色んな問題を見てきました。

豊かだと思われている国といっても、超高齢化社会です。ついでに経済はもはや発展途上でもあります。子どもだって少ない。

問題はかなりある。どうにか出来るのは国民しかいない。
そんな中で、そんな問題を抱えた国で、問題はかなり目に見えてるのに、なぜあえて「海外ボランティア」「海外支援」なんだろうと思うんです。

海外のボランティアで見えてくるものもたくさんあります。でもその国も日本も同じように、間違いなく困っています。
決して海外支援なんぞ馬鹿らしいという話ではありません。多いにやったら良いと思う。

ボランティアができるというのは間違いなく人生に「ボランティア」という選択がある。

選択がある人って今の日本でどれくらいいるんだろうと思います。
生活の選択、お金が無かったらできない選択がある。

今居る国の問題を差し置いても本当に他の国へ人員として「ボランティア」すべきでしょうか。

「選択」と「選択が出来る人生」を国に増やしていくのが私は今一番必要だと思っているので、海外ボランティアに疑問を抱いています。

直接的な人員派遣や金銭支援よりも、今居る国の問題を解決出来るようにして行った方が「ボランティア」出来るんじゃないかなと思うんです。

海外支援は多いにやったらいいです。
でもそれはこの国の問題があってもやるべき事でしょうか。
人員派遣、金銭支援のように、その形でやるべき事でしょうか。


という問題提起で締め括ろうと思います。





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