プロジェクト手法を日常生活に応用してみた話
最近ウォーキングを始めたけど、意外と続いている。今までは新しい習慣を始めようと思っても、朝どうしても起きられなかったり、やる気が出なかったり、雨が降ってたりといくらでもやらない言い訳が出てくる。なぜうまくいってるのかといえば、やり方を少し変えたからだと思う。
新しい習慣を作るとき、やることを細かく区切って一つずつこなしていけばいいと本で読んだ。例えば、普段ランニングする習慣がない人が、いきなりフルマラソン完走という目標を立てたとして、それを達成することは難しいだろう。
そこでその目標をなるべく細かく区切っていく。
例えば、フルマラソン完走する前の目標としてハーフマラソン完走を設定する。その前は10キロ完走、5キロ完走、1キロ完走というように目標を細かく区切る。
さらに「1キロ完走」のハードルを下げることを考える。つまり、走るのではなく歩くことを目標とする。つまり1キロウォーキング、さらに距離を短くして「500メートルウォーキング」を直近の目標とする。
次に500メートルウォーキングという目標を達成するための必要な事(タスク)を細かく洗い出す。まずは歩く場所を計画する。どこを歩けば500メートルなのか、自宅から往復するのであれば片道250メートルだ。近所のスーパーまで歩いてもいいし、公園を歩いてもいい。
時間はどうだろう。朝歩くのか、夕方歩くのか。朝歩くのであればまずは「朝起きる」というタスクが必須だ。そのようにして行動を細かく分解する。
歩く場所の計画
歩く時間の計画
ウェアを揃える
朝起きる
顔を洗う
水を一杯飲む
着替える
玄関に行く
シューズを履く
歩き始める
ここでのポイントは「ばからしいほど作業を細かく分解すること」。計画ができたら、実行だ。一つ一つを実行していけばそれでよく、例えば朝起きて着替えて玄関まで行って終わりでもよい。朝起きるだけでもそれは「目標に向かって進んでいる」ことの証明だ。そうやって少しずつ進み、その進みを記録することが大事。おすすめはカレンダに〇を付けること。タスクの内容にかかわらず、どれか一つでもタスクを実施したら〇を付けていく。それにより「進捗」があることが確認できる。
このように、最小単位まで作業を分解することをプロジェクトではWork(作業) Breakdown(分解) Structure(構造)=WBSと呼ぶ。プロジェクトを計画するときはこのWBSが重要で、それぞれのタスクに必要な時間を見積もり、担当する人を割り当てたり、タスクの前後関係を確認したりする。
このWBSをウォーキングに当てはめてみたのだが、今のところ順調に継続できている。よしよし。
さて、次は筋トレでも目標にするか。。。