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子どもにはテレビゲームをさせなさい

何度も繰り返すが、受験勉強はほどほどにして、子どもが興味を持つことをとことん追求させればいい。ただ、自力で興味の対象を見つけられる子供は20%程度ではないか。興味の対象を見つけにくいのだったら、ゲームをやらせればいい。ゲームだったら熱中する子は多い。現代のゲームを攻略するためには、自分で色々な工夫をする必要がある。親が思っているより、はるかにクリエイティブな作業と言える。ゲームといっても、なんでもいいわけではない。パズドラなどにハマっても賢くならないし、アイテム課金でお金を吸い取られるだけだ。「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」などはうってつけである。全てのオブジェクトに重さや固さなどのデータが伴っていて、何度になったら発火するとか、放物曲線とか空気抵抗といった計算も自然界と全く同じ。ゲームが本物の自然界シミュレータになっている。このゲームら100時間は遊べる。ソフトが7500円だから時間あたり75円しかコストがかからない。今どき、これ以上にコスパのいい遊びを他に思いつくことはできない。ゲームをする時、親のパソコンやスマホを使わせれば、子供は攻略サイトやYouTubeを見て攻略法を分析する。そして、自分であらゆる工夫をしながらゲームに取り組む。トライアンドエラーとかPDCAを無意識のうちに実践していることになる。こういった能力が将来必ず生きてくる。

AI時代の子育て戦略 ページ111~115

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