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プロレスで学ぶPVマフィアさんのキャラ設定
今、ツイッターで話題を独占しているアカウントがあります。
PVマフィアさんですね
ツイッターを開始してわずか10日間で、フォロワーが1万人に届く勢いでのびています。
PVマフィアさんが指示されている要因に、有料でも話題になるだろう内容を無料公開していることです。
そして、実際のフォロワー数で、PVマフィアさんの戦略の正しさを実証しています。
PVマフィアさんのツイートを追っていくうちに、1つのことに気づいてツイートしたところ、PVマフィアさんから「いいね」をもらいました。
PVマフィアさんのキャラ設定の見事さ
私がPVマフィアさんにもっとも感心したのが、キャラ設定です。
私は仕事で映像制作をしており、出演者によくキャラ付けして演出をしています。PVマフィアさんのキャラ設定を見て、今後のSNSやブログでの発信のヒントを得ました。
ここからは私が勝手にPVマフィアさんがどのようにキャラ付けしていったかを想像していきます。
①ツイートする内容を定めた後にキャラ設定を考え始める
②自分が誰か正体不明でツイートすることを決める
③教えると言う立ち位置としてのキャラ設定
・先生とか講師は堅苦しい
・だからと言って陽気なキャラでは説得力がなくなる
・硬派かつ愛すべきキャラの設定
・PVヤンキーやPVギャングでは落ち着きがない
・マフィアはどうかと思いつく
・マフィアには硬派なイメージと
「ペイパル・マフィア」の登場で知的集団のイメージも定着している
④PVマフィアというアカウント名に決める
⑤PVマフィアにふさわしいアイコンを作成。
ぱっと見でマフィアが伝わる口ひげ+黒の眼帯
大物感が出るように50代くらいのキャラクター
親しみやすいように笑顔にする
⑥しゃべり方の設定
・皆に使われる口癖を決める
「ククク……。」
「よぉ、〇〇」と名前を先に呼ぶ
・大物感のある話し方だが上からにしない
もし、正体を明かしていたらここまでのバズにはなってないだろうなと。
日本人ほどアイコン(アニメ)に根付いた人格をすんなりと受け入れられる人種は少ないと思います。
PVマフィアさんのキャラはツイートの内容とやり方に合致しているので、もはや人前に本人が登場するよりも、着ぐるみを作るかVtuberで登場するほうが、フォロワーも素直に受け入れるんじゃないかと思えるほどです。
時々、急に人間味のある暖かなツイートをするのも上手いなと思います。
強くて優しい設定なんてもはやヒーローそのものですからね。
それを見事にやり切っているのはPVマフィアさんの人柄なんだと思ってしまいますからね。
その優しさの後にあのアイコンの微笑みはやられます。
まさにギャップです。
日本人に限らないかもしれませんが、正体不明のヒーローに弱いんですよね。
ウルトラマンも仮面ライダーもタイガーマスクも正義の味方は、素顔丸出しでは戦わないですからね。
東日本大震災の時に、伊達直人名義でランドセルを寄付していた人がいましたが、今のところPVマフィアさんのイメージは、アイコン化された「伊達直人」です。
ツイートでフォロワーを0人→4200人にする20の戦略をあげられていましたが、このキャラ案にはどのくらいの時間をかけたのかが気になります。
戦略に即したキャラは、相手によりリーチできますね。
ということを書いていたら、PVマフィアさんからキャラ設定についてのツイートがありました。
キャラ設定はマンガやアニメでも多くを学べますが、見た目とのギャップや裏切りの演出が飛び抜けている格闘技があります。
そう、プロレスです。
プロレスの基本は正規軍とヒール軍の戦いです。
分かりやすくハッキリとした戦いですね。
ただし、プロレスの凄いところは、マスクひとつ被れば、ヒーローがヒールになりますし、白い服→黒い服でもヒーローがヒールになります。
プロレスラー蝶野正洋さんは黒のカリスマと呼ばれていますが、元々は正規軍でした。
また真壁さんはプロレスラーなのにスイーツ好きで、人気者になっていますし、長州力さんや天龍源一郎さんはプロレスラーの中では超大御所なのに、活舌悪いキャラで親しまれています。
プロレスラーは見た目とキャラのギャップが分かりやすいんですよね。
さらに、プロレスのいいところは、1試合で完結せずに、しっかりとしたストーリーがあります。
抗争が勃発したら、1年スパンで争いをしたり、裏切りや新たな選手の加入。
この選手がヒール側に⁉
おぉぉぉ!〇〇選手待ってたよ‼
と、観客はプロレスのエンタメにどんどん熱狂していきます。
試合は命がけのものなので、選手は本気で戦います。
試合とエンタメのバランスが絶妙なんです。
PVマフィアさんがツイートしている
④ミスマッチ・ギャップの調整
この④はプロレスから特に学べるものです。
PVマフィアさんが言うギャップを意識したキャラ作りをするなら、まずはプロレス観戦しましょう!
「時はきた、それだけだ」
ククク…………。
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