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ガチャピンが!?

 前代未聞の出来事が起こった。

 出版区の「本ツイ」の動画配信でなんとガチャピンが登場した。これにはさすがに目を丸くせざるを得ない。
 ガチャピンといえば、スポーツ万能である。スノーボードからサッカーまであらゆる競技をこなす。運動神経抜群な体格の持ち主である。好奇心の塊であり、様々なことに興味を持つ。ダンスや音楽など文化芸術も得意だ。

 1973年に放送開始したフジテレビの『ひらけ!ポンキッキ』は2023年で50周年を迎えた。今年(2024)で51周年となる。ガチャピンは推定5歳の「恐竜の子」とされている。『ひらけ!ポンキッキ』に出演してから51年となるから、年齢は56歳と考えられる。

 56歳にしては若い。色んな事に興味を持ち、チャレンジ精神を持って活動しているからこそ、若々しさを保っているのだろうか。機敏な動きは相も変わらず。千葉県の公式ゆるキャラの「ふなっしー」といい勝負をしているのではないか。「そんなことないっしー!ふなっしー!ふなっしー!!プシャー!!」と言われ、梨の汁をかけられたら…。目が点になる。

 それはさておき、56歳(と言ったら失礼)のガチャピンはいわば”中年の星”である。これを言うと、中高年の読者の方々に失礼かもしれない。「オレはまだ若いぞー!」と声高に叫ぶ人はいる。ガチャピンも「僕はまだ若いよ!」と怒ってくると思う。御見それしました。
 でも、「オレはまだ若いぞ!」を口癖にして言っている人は心理学的に「若い」と言われている。

 心理学者の内藤誼人氏はフィンランドの心理学者ヴァ―ビ・ウオティネンの研究調査事例を挙げ、次のように述べる。

 若いと思っていると、長生きもできます。
 フィンランドにあるユヴァスキュラ大学のヴァーピ・ウオティネンは、65〜84歳の395名の男性と、770名の女性を13年後まで追跡調査したことがあります。
 ウオティネンは、実年齢に比べて、「若いと感じるグループ」「実年齢と同じくらいだと感じるグループ」「実年齢よりも老けていると感じるグループ」の3つにわけ、年間当たりの死亡人数を調べてみました【図表1】。

THE GOLD ONLINE 寿命を延ばし筋肉まで維持する「私は若い」という自己暗示【心理学者が解説】 より
【図表1】実年齢より「若い」と感じている人のほうが長生きしている サイトより引用

 男性に関しての心理学に基づいた調査結果は以下の通りだ。

< 男性の年間の平均死亡人数は、「年齢よりも老けている」と感じるグループでは99名、「実年齢と同じくらい」と感じるグループでは65名、「実年齢よりも若い」と感じるグループでは59名という結果になりました。
次に女性に関しての結果は、「実年齢よりも老けている」と答えたグループでは、年間死亡人数は81名、「実年齢と同じくらい」と感じるグループでは54名、「実年齢よりも若い」と感じるグループでは36名という結果になりました。
 男女とも、若いと思っているグループのほうが長生きするということがわかります。老けていると感じるグループより、若いと感じるグループのほうが、年間の死亡人数が半分くらいになるのです。
くり返しになりますが、大事ですので何度もお伝えします。
実年齢を気にする必要はありません。そんなのはどうでもいいのです」
 大切なのは、あくまでも主観的な精神年齢です。
何歳になろうが、私はまだまだ「はなたれ小僧」だと思っていたほうがいいですよ。そのほうが身体の調子もよくなりますし、結果として長生きもできますから。>

前サイト より

 

 タレントのタモリ(森田一義)さんは「オレはまだ若造だ!」とよく口に出していた。まもなく80歳を迎えるタモリさんはテレビの仕事をこなし、好きなことにとことん励む。不定期であるが、NHK『ブラタモリ』に出演し、日本全国を旅しながら地形や鉄道の話を喋る。これもタモリさんの若さの秘訣であろう。御見それしました。

 内藤氏は近著『タモリさんに学ぶ「人生のたたみ方」』(廣済堂出版)を上梓したばかりだ。この本に生涯現役のためのヒントが隠されている。

 ガチャピンも51年が経った今、タモリさんと同じように、このまま芸能活動を継続するのだろうか。くれぐれも体には十分に気をつけていただきたい。

 とりあえず、動画をご覧いただきたい。
 ガチャピンが「本ツイ」に登場したということはムックも登場するかな?ムックは紳士的な人柄である。言葉の品格も磨かれている。どのような教育を受けてきたのか。ガチャピンとのコンビネーションはいかにして良好なのかが気になる。一つの楽しみとして待つべし。


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ハリス・ポーター
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