それでも師匠!その背中追いかけますから私。
整体の仕事を続けていくうちに
開業したいという気持ちが強くなる。
そもそもそういう事を考えたうえで
この世界に足を踏み入れたわけじゃない。
同時に鍼灸という世界にも興味を持ち始めた。
鍼灸か…
3年間専門学校へ行くことになる。
国家試験受けないとダメなんだな。
30歳からの3年かぁ…勇気いるよなぁ。
学費の高さもぶっ飛んでんな。おい。
2人目:コトーさん
結局、鍼灸の学校へ通いだす。
学校→バイトの繰り返しの日々。
この3年間は有意義に使わなければ。
授業はほどほどええ加減にでいいから
開業へ向けて経営に関する情報を集めまくる。
学校はある程度点数取ってりゃいいわけだし論。
とりあえず試験受かればいいんだもの論。
そういう論の数々が自分の中にあった。
くだらない授業内容の時は他の情報集めに徹する。
ともあれ、現場での経験が何より大切なのだ。
そんな時
登録していたメルマガに流れたきたPV。
それがコトーさんのインタビュー動画だ。
見た瞬間からもうワクワクが止まらない。
生唾ごくん。膝ガクブル。心臓ドキドキ。
こ、こ、こんな人がいるんだ…やべーな。
あまりの衝撃にこれはもう
居ても立っても居られないぞ!
そうだ、メッセージを送ろう!
この感動を直接伝えるぞ!そう決意した。
まるで恋文を送るかのように丁寧に丁寧に
作った文章を確認しては何度も書き直すわけ。
やっとこさ完成したメッセージを眺めては
いきなりキモいかな?キツイかな?
なんて、何度もやめようと思ったけれど…
えーい、送ってしまえ!目を閉じながらの送信!
2013,10,31,12:11送信だからもろ授業中。
渾身の想いを込めて書いたつもりの文章は
小学生でも書けるようなバッドな仕上がり。
ま、とにかく感動の何かを伝えたかったのだ。
そうするとコトーさんから
すぐに丁寧な文章で綴られた返信が届いた。
緊張しながら読み返した事を思い出す。
はじめは整体の話をどうこうというより
プロレスの事など整体とは関係のない話を。
今見返すと恥ずかしいぐらい一方的に。笑
自分アピールがうっとおしい。
嗚呼、いつかこの人から何か学びたいなぁ。
そんな事をグッと胸に秘め始めていたら
不思議なもので色々なタイミングが重なり
ポン、ポン、とリアルにお会いすることになる。
心から強く想えば何かしらのカタチとなって叶う。
東京へ行ったり、DVDを観たり、
シドーさんのサロンで行なわれた
トークショーに声をかけてもらったり
関西でコトーセミナーを学べる機会にも恵まれた。
会ってみたいとか、憧れているとか、
そんな感情を抱かせてくれる人の空気を感じる。
それにはやっぱりライブで体感する事に意味があり
その場で何を感じて持って帰るのかは自分次第。
可能な限り沢山のエッセンスを吸収したい。
整体やライフスタイルに対する姿勢の変化。
アティテュードをアップデートしていくかのように
どんどん楽しく面白く誇りをもって仕事に取り組む。
ある日のエピソード。
コトーさんのサロンに飾ってある
とあるポスターの和訳を見て物凄く感動した。
という事を速攻で伝えた。
するとコトーさんは言ってくれました。
シン君が開業したらプレゼンするわ。ってね。
…
時は流れ開業して1年目の冬。
外はシンシンと冷え込んでいる。
ふと、何気に院の外を眺めてみると…
ん?
そこにコトーさんが立っていた。
ヨッ!
ってしてるやん。
嘘やろ!
ぶったまげて、おどおどしながら
ガラガラと院の扉を開けてみると
はい。約束したやつ。
ポスターをプレゼントしてくれた。
尼崎まで来てくれたわけだ。
マジすか!あざっす!
わざわざ…こんなとこまで…
とかなんとか
30半ばの男がモジモジしていると
ポスターを私に手渡すだけ手渡して
そのまま何も言わずにサッと去って行った。
シーン…
滞在時間3分。
格好良すぎるでしょーが。
直後のやり取り。
いや、テンパるでしょう。笑
あれから
3年半の月日が経つ。
今でも院の玄関には
頂いたポスターが見守ってくれている。
その後も色々と学ぶ機会もあったりで
思い返してみりゃコトーさんを初めて知った
あの頃の事を考えると夢見たいな話なのである。
いつか学べますように。
授業中にメモしたノートは今も院にある。
到底、真似できない。
できるわけがないのだ。
それでも師匠!その背中追いかけますから私。
次回:3人目の恩師
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