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日商簿記2級について

日商簿記2級について少し語りたい。

1.合格までの期間など
2.金融機関として使える知識か?
3.会社で評価されるか?

この辺を話したい。
自分の実績を話すと、見出しの通り2021年の2月に3級(最後の統一テストの稀に見る簡単な回)4〜6月に当時の新制度CBT2級を勉強して合格した。
合格証書も即日デジタルで届き、また印刷することができる。


1.合格までの期間など
まず、日商簿記3級の知識があるのは前提となります。
そこを超えるのに、初学者なら概ね40〜50時間、金融機関などの人間で財務3級、2級を合格されてるなら、過去問ループ1〜2週間とかでいけるでしょう。

そして、そこから150時間程度で、商業簿記と工業簿記を学びます。
現在ではCBT試験となっており、試験時間は90分に変更され、オーソドックスな問題が増え、全く解けないペーパー試験に時々ある変な問題はほぼなくなったと推測される。

当方が合格した時も、市販の過去問レベルであった。パブロフ簿記シリーズの問題の方が寧ろ難しい。

これもネットでよくある情報だが、商業簿記を35点前後、工業簿記35〜満点を狙うというものである。
間違いなく、工業簿記の方が暗記一辺倒で40点満点近く取れる。商業は仕訳、連結会計、BSPLどれも3級より難しくて安定しないのでオススメはしない。そして連結会計きた際の爆死は避けたいので、商業はどの科目でも最低12点程度は取れる下準備はしよう。
ちなみに2問目が連結会計でなくて株変だったら一気にヌルゲーになるので、受かりたい人だけなら株変を引くまでガチャするのもありだろう。

目新しいことはないかもしれないが、CBT試験の性質上、金さえ惜しまなければ上記のガチャ要素が使えるので、受けまくるだけでもだいぶ確率は高い。

色々と書いたが、独身や人付き合いが少ない人なら1〜3か月。家庭持ちや人付き合いが多い人は半年はみた方がいい。


2.金融機関として使える知識か?
これについては、間違いなく楽になる場面が増える。実感としては事務作業スピードが格段に上がってることに気がつく。
スピード勝負の計算を延々とやるので、実務に活きる。知識的な側面でも財務分析の際に上司や同僚間で精査する際にふとワードが飛び交うようになるし、意味の理解が早くなる。
あとは、周囲の様子が少し変わり、まともな奴だという認識になってあまり変に扱われなくなる。


3.会社で評価されるか?
これについても、明らかに評価される。
自分の場合は人事担当役席から支店長経由で普通に褒められました。
やはり財務3級、2級がある中で日商簿記2級を仕事しながら取る人は案外少なく、取るとだいぶ存在感がでる。
自分もその年で平社員から主任(係長)へと昇進した。
普通に昇進時期だったのもあるが、明らかに決定打にはなっただろう。なんせ平にも階段があり基本的には平の最上級でないと上がれないが、なぜか最上級でないが選ばれた。これには普通に驚いた。もちろん上席が昇進申請して人事部が承認し、役員の承認が必要だったりする。
近年の人事の動きを見てると、FP2級は昇進のマストになっているのは年々感じており、若手もよく受験しそして28歳前後で合格している。
もちろんベースの出世ラインの資格はマストだが、プラスαで誰を選ぶとなった時に日商簿記2級などは強いだろう。
また転職市場でも強力な武器になることから、日商簿記2級とTOEIC700.800点とかの人は人事も辞められると痛く囲い込むのに必死になるので昇級しやすいだろう。

転職されたくないをベースに考えて仕事やスキルアップを考え、ある意味で人事を出し抜く力こそが出世力だと理解した。
ただ上席から申請される必要があるので、そこのコミュニケーションや役割を破棄したような仕事をぶりだと、資格あっても意味はないので、どちらかというと日々の仕事に説得力を持たせてくれて且つ、評価のエビデンスとして正しいと言わせれる価値があるものという見方が正しい。


こんなところで話を終わりたい。
社内の出世、転職のカード共に万能であるので、日商簿記2級とTOEICについては保険のつもりで取っておくのは、パワハラでの離職や子育てでの離職など、転職するタイミングで突然役立つかもしれない。

何があるかわからないからこそ、何かを持つことは重要である。

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