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勉強は最強の自己研鑽でありながら、逃げの選択肢にもなりうる

約1年で資格を4つ取得しました。
理由は就職活動に活かしたいから。そして興味もあったから。

とはいえ、続けて取得するというのはそれなりにきついものでした。
それでも頑張れたのは強い意志があったからです。


と言えたらかっこいいのかもしれません。

現実はそんなことはないなと、振り返ると思います。

以前、資格勉強を始めたいときに大切にすること、続けるために意識してほしいことについて記事を書きました。

ここで書いたことは全て本当に思っていることで、最も大切なことなのではないかなと考えています。
一方で、私を一番に資格勉強へと導いた感情はもっとマイナスなものだなと思います。

それは
「勉強さえしていれば許されている」
そういう感覚を得ることができてしまうからです。

今でこそ、就職活動に向き合えていて、挑戦もできています。
一方で1年と少し前の私は「就活こわい」「自分なんて・・・」に満たされていた人間でした。
意を決して、何とか応募した未経験可の無期雇用派遣の会社でさえ書類落ちする始末。アルバイトを始め収入こそありましたが、この先を何をしたらいいんだろうと目の前が真っ暗でした。

そんな時、まずは資格をとって就活のための武装をしようと考えたんです。
そして1か月と少しで「秘書検定2級」を取得し、小さいこととはいえ何かを成した自分に気持ちがよくなりました。
就活に活かすという点ではこれも一つの就職活動です。
この論理でいけば、勉強していれば就職活動といえるでしょう。

論理的だけでおかしくはありません。
ですが、ここに気を付けなくてはいけない落とし穴があると言えます。
それは

「インプットだけでは人生は変わらない」

ということです。

人生はアウトプットを伴った行動でしか変わりません。
勉強をすることも、資格を取ることも「行動」ですが、
そこにアウトプットがあって意味を持たせていかなくては宝の持ち腐れとなってしまうでしょう。

まとめると、

トラウマで向き合えない(行動ができない)就活に対して間接的にでも向き合う手段が資格勉強であり、勉強をしている間はやるべきことをやっていると思い込むことができて楽になれていた。

ということになります。
傷つくのが怖くて体がどうしても逃げてしまう就職活動と、人材としてレベルを上げれる割に傷つくことがない資格勉強。
これ以上傷つきたくないという思いが強い「回避」の性質が強くある近年の私が心地よく思うのは、間違いなく後者です。

勉強をすることが就職活動となり、就活をしているから社会からも認められている。そういう論理の流れで幾分か気持ちが楽になっていたと言えます。


しかし、残念ながら勉強していたら就職先が決まるということは当然ありません。河野玄人でさえありません。あるのか?
資格勉強を通して得た知識と経験、肩書をしっかり就職活動というアウトプットで使っていかなければ本末転倒です。

勉強していればなんか頑張っている気になって気持ちよくなれます。
この勉強麻薬に甘えてその先の本当に大切な「どう活かし動くか」をちゃんとやらないのはだめです。(自戒)


とはいえ、行動さえすればいいんですよね。シンプルに考えて。
1年前の私は、空白期間という呪い装備と皮の衣くらいしか装備していませんでした。
しかし、今はまあ鋼の盾とはじゃの剣くらいは装備しているでしょう。
あれだけ怖かった就職活動はまあやれるかくらいには軽く向き合えるようになってきました。

武器(資格)の力すごい!

おかげさまで書類で落ちることもほぼなくなりました。
勉強麻薬にひたりインプット大魔神になってしまっていたけれど、ちゃんと芯を持ってここまでは取得しなきゃだめだと取り組んでいたことも確かです。


インプットが多くなってしまう性分ですので、今は意識的にアウトプットを増やせるよう心がけています。
主に就職活動、Webライティング業、そしてnote。

傷つくのは誰だって怖いですが、傷ついた先に大きな成長が待っているのは確かです。傷つかなきゃ成長しないわけではありませんが、確実に傷つかない道ばかり選んでいては私の満足する人生はきっと歩めないでしょう。
目先よりもそれより少し先の自分を思い描いて動けるように頑張っていきたいなと思います。

数か月後、1年後の自分が見違えるくらい成長できているように、
身に着けた勉強習慣も武器として活かしながら、落とし穴にはまらずアウトプットを続けていきます。


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