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【益山詩集】詩に音楽がつきました

詩人:益山弘太郎

コロナ 封じ 気力の REALISM

青い 空
オレンジ
白い 雲
夏の 夕方の 基本だ

景色の 天空には
ウィルス 飛沫防止の 大きな 大きな
透明な ビニール

これに
仕事帰り アフター 5 と くれば
もう
決まりきった 自然現象だ

男は 女を 抱きたい
女は 男に 抱かれたい

やがて
夕焼けが 宵闇へと 変わる 頃

この 行きずりの 情事も
きわめて 当たり前の
自然現象だ

空は 濃紺
星は 輝き
月は 光る

抱きたい 男は 自信に 溢れ
女は 男の
天衣無縫を 期待 している


by 猫ザメ to フルボルトぺんぎん


(詩人益山の言葉)
「感染者が一日300人になったときに書いた詩です。感染も怖いけれど、感染を恐れて人々の心のストレスが増えてきたように感じました。男性と女性が交わることは、自然の現象です。この詩はたしかに大胆な接触を促しているように見えるかもしれませんが、この際、いずれにしろ、多少はあるであろう男女の交わりを促したのは、避けがたい接触をあえて選び、その促しをもって総体的な世の中のストレスを減らしたかったのです。ひいては、人々の冷静な行動を導き、願わくば感染者の減少に繋げたかったのです」

◆ 猫ザメ to フルボルトぺんぎん
「猫ザメ to フンボルトぺんぎん」は、詩人益山弘太郎と、静岡のおともだちである詩作家さとりのユニットです。

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