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中世の写本コレクション

久方ぶりに上野方面へ。いつぐらいぶりか思い出せなくらい久しぶりで、日曜日なので、混んでるかなと覚悟して出かけましたが、朝から行ったおかげなのか、それともお盆で帰省している人が多くて東京は人が少し減ってるからなのか、電車もそんなに混んでいなくて空いていました。

上野駅公園口がリニューアルされてとてもきれいになっていてびっくりしました。2020年に改装されて、トイレもとてもきれいになっていました(すごく涼しかった〜) エキュート上野も去年リニューアルしてました。以前より通路が行き来しやすくなってすっきした感じ。 混沌とした印象があったのですが、わかりやすくなった気がします。

国立西洋美術館へ
国立西洋美術館の方は日曜日だと大抵混んでることが多いのですけど、展示テーマが「中世の写本コレクション」だったからなのか、朝だったからなのか、そんなに混んでいなくて、ちょうどいい感じでゆったり鑑賞できて、非常によかったです。娘はフランスでは大学生なので(まだ8月いっぱいまでは学生ID使える)、大学生価格で入れました。一応ID持っていったのですが、特に提示する必要はありませんでした。学生にしか見えなかったからかな。今はサイト上でチケットを購入できて、スマホでQRコードを見せれば、それで入れるので窓口に並ぶことなく本当に便利です。QRコードを提示すれば印刷もしなくて大丈夫でした。

医師だった内藤氏がパリの古本屋で見つけた一枚の写本がきっかけで、集めるようになってコレクションになっていったことを知って、よほど惹きつけられる何かがあったのでしょう。その最初の一枚はとっても小さいものでした。 

最初写真撮影していいのかわからなくて、途中から少しだけ撮りました。まるでミニチュアのような小さな文字で書かれたものもありました。同じ大きさで同じ感じで文字が丁寧に書かれていて、本当に素晴らしかったです。印刷技術がない時代はみんな手書き。 本当にすごい。本当に小さくて細かいものもあるので、ルーペを持参されて観てる方たちもいらっしゃいました。私も時々、メガネを外してじ〜と額縁に顔を近づけて直近で見てました。

実は私、ゴシック系の文字が以前はなぜか苦手でした。中世の文字を見るとなんとも言えない気分になっていたんです。でも、今は見ると嬉しくなって胸がキュンとします。何かが自分の中で変わってから、大丈夫になりました。

最初、彩飾がどのように施されていくか、模写して彩飾してる様子の動画があったのですが、その光景を見て、なぜかうるうるしちゃいました。懐かしいような、なんか自分でもよくわかりませんけど。。。大変な作業をしながら出来上がっていて感動しました。 この頃は絵の具を混ぜる技術がなかったこと、紙もなくて羊や動物の皮を紙にしていたのです。そして、羽ペンで文字を描いていた。以前、夢の中で見た、羽ペンやお手紙のようなものをふと思い出しました。 

動画を見ていたら、くるみのインクが欲しくなりました。以前からあの薄い茶色のインクの色合いに惹かれてます

Leaf from the Breviary of Lionello d’Este

色々な国の写本があり、聖書の一部だったり、修道院の聖務日課書の一部だったりと、興味深いです。なんて書かれているか読めたらいいのになぁって思いました。あるところではお祈りが1日8回もされていました。それがきっとお仕事だったのですよね。

諸聖人の時祷、朝課の冒頭部分 1460-80年
大天使ガブリエルとマリア「受胎告知」、フランスの画家による作品 1405年ー10年ごろ
周りは刺繍らしい

常設展が今日は無料になっていたので、そちらも鑑賞したのですが、無料だったせいか結構な人でした。中世から近代の西洋美術、 色々なジャンル、画家の作品があり面白かったのですが、人が多いので、じっくりゆっくり観るってことはしないで、さらっと観て終わりました。 

一際目を引いた1枚

ほとんど朝食なしで来てしまったので、お腹も空いていて美術館の中は結構冷房が効いていて、体が冷えてだんだん寒くなっていたので、早く出たいって感じにもなっていました。 上着はあった方がいいですね。ロッカーに入れてしまってました。

お昼は上野駅構内のT`sたんたんで。どこも結構な人が並んで待っていたので、待つかなと思ったら、こちらは入った時、ちょうど席が空いていて並ばずにすみました。

本日のランチ 

久々のヴィーガンラーメン。美味しくいただきました。米粉麺のメニューもありました。アイスも美味しそうで気になったけれど、もうお腹いっぱいで食べられませんでした。

午後になったら混むかなと思った帰りの山手線もいつもより空いていたような感じがしました。やっぱりお盆だから? おかげでとっても助かりました〜 西武線も空いてたし。近所の道路も気のせいか空いてる感じがします。

人混みが苦手なので、普段日曜日に都心に行くことはよほどのことがない限りまずないのですが、今回は娘との貴重な時間(平日はバイトをしてたり、お友達に会ったりしてて、一緒にお出かけできる日が限られてる)、暑いけど、せっかくなので頑張って出かけました。娘は暑いのが結構平気なのですが、私は苦手です。夏の間だけでも、どこか避暑地へ行きたいくらい。いつまで経っても日本の夏が苦手で、夏が来るたびに毎年憂鬱になってましたが、今年はちょっと違う感じ。

年々暑くなってて去年は体力の消耗がすごくて大変だったのですが、今年はちょっと楽な気がしています。ほぼ引きこもってるせいですが。大変になる前に豆に自己管理をしてるお陰かもしれません。今年は無理は絶対しないと決めてます(苦笑)

今日は帰宅してから、クリスタルのセッションをすると娘はそのまま寝てしまいました。私は施術する方だったけれど、結構元気になれたかも。 

今年は去年より意識して精油も使ってます。周りでコロナに感染される方が意外にいらっしゃるので、気が抜けないというか。。。予防も兼ねて、お風呂に入れたり、体にも頻繁に塗るようにしています。

あとは疲れを溜めないように、その日の疲れはその日のうちにを意識して、セルフケアをしています。瞑想も最近はよくしてるので、それもいいのかな。チャクラがきれいになってパワーアップされるイメージもよくしております。 

とにかく大変だ〜と思うことがあっても、気持ちをすぐに切り替えて、ワクワク〜なものにフォーカスするようにしています。

そして、何事も楽しむ✨

楽しむこと大事。

今年初めだったか、去年の終わりだったか、図書館でこの本を借りていました。あまり読めなくて、写真見て終わりでしたが。。。今回実際に写本を見れてよかった〜 同じものではないですけどね。

修道院の奥深く、神に身を捧げた修道士たちがひとつひとつの文字に神への畏敬を込めながら書き写していった美しい聖書。

中世ヨーロッパの街の中で、親方と職人たちが挿絵を描き、金箔を貼り、美しい彩色を施していった装飾写本。

かつて「本」とは、手間も時間もお金もかかる高級品であり、当時の優れた芸術家や職人たちが全霊を傾けてつくる「工芸品」でもありました。

本書は、そうした古代から中世ヨーロッパで生み出された装飾写本の数々を、美しいビジュアルで収録しています。

人気の「ケルズの書」「ベリー公のいとも豪華なる時禱書」はもちろん、日本ではめったに見られない海外収蔵の貴重な装飾写本を含む90点あまりを掲載。

ヨーロッパ中世の装飾写本をこよなく愛する美術史家である著者による詳細で分かりやすく、楽しい解説も付されており、見て、読んで楽しめる1冊に仕上がっています。

本の見出しより

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