出産のお時間です~夏の鎖肛にご用心~
「うん、いいよいいよおぉ。もういっかい、うーんって言ってみようか!」
「はぁい、いいよ~じょうずじょうず。次もういっかいうーんって、力、いれるんやで~」
「はい、だいぶ出てきたよ!次で出すよ~はーい、せーのっうーーーーん!!!」
…
…
…さて、皆さま。冒頭から突然でしたが…これはいったい、何の掛けごえかおわかりだろうか。
おそらく多くの方は「しゅ、出産?」って思われたかもしれない。
しかし、否。ちがう。ちがうんです。
これは、出産さながらに力み、排便する娘をフォローする、他でもない私自身の掛けごえなのである。
鎖肛で産まれた次女、2歳。
病院の先生から、手術をする際に言われていた。鎖肛の子どもは排便のコントロールが難しく、便秘か漏れるかの二択であろうことを。
で、娘の場合は、現在のところ、前者の便秘。しかもけっこう、はげしめのやつだ。自力で排便し切ることが、なかなかどうして…できないのです。
それゆえ2〜3日のペースで坐薬を投与。便意を誘発し、私の綿棒刺激でフォローしてなんとかこうにか、たまりにたまった数日分のウン様を出す、というのが、私たちの日常となっている。
その様は毎度毎度、出産の如し。もともと便秘。数日分のウン様はすでにカッチンカッチンになり「え、石ですか?」ってくらい固くなって肛門付近に鎮座されている。
しかも今は夏だ。汗から水分が飛び、そうでなくたってウン様は出づらい時期なのだ。
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いわんや娘をや。
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真夏。クーラーが効いてる部屋でも、この、ウン様お出迎え処置が終わると親も子も汗だくなのです。加えて母は筋肉痛にさえ、なる。暴れる娘の足を押さえつけながらの処置だからね…(遠い目)
排便機能は次第にコントロールできるようにはなるよ、とも言ってもらえるけど、先は長し。もう少し、自力でできるようになるといいなぁ、、と思いながら、今日も私は彼女に例の掛け声をかけている。
がんばれ~!!(私が)
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