「自分のことブスって言わないで!」5歳長女の言葉で教えられた、自己認識の大切さ
皆さんは、自分で自分を称するときにどんな言葉を使いますか?
日本人の美徳ともいえる謙遜から、ついネガティブなワードを選んだりしていませんか。
ちなみに、私はそうです!!
地頭がいいわけじゃないし
基本的に短気だし
髪の毛くせ毛の剛毛やし身体硬いし
お尻なんかは象さんのそれを彷彿とさせるように垂れはじめています
まぁ自分をディスろうと思ったら立石に水がごとく言葉が溢れるわけですね。
でも、そんな「自分に対する言葉」こそ、ほんとうはもっと丁寧に、やさしく扱わないといけないのかも。
そんなことに気付かされた、いまは11歳になった長女(当時5歳)とのやりとりがありました。
それは、お風呂上りに髪をふいてあげていたときのこと。
「さっちゃん(長女)はかわいいねぇ。お肌もぷりぷり♡お母さんもそんなんなりたいわ」
と話しかける私に娘はこう言ってくれたのです。
「お母さんもかわいいよ」と。
ほんとは嬉しいくせに、なかば条件反射的に否定にかかる私。
「いやぁお母さんはもうアカンよ~お肌ガサガサやしさぁ、もうちょっとかわいかったらよかったんやけど……うんぬんかんぬん。」
まるで、それがいいことのように自己卑下をする母親を見た娘は、少々不満げに続けました。
「あんな、じぶんのことはな、かわいいっておもうからかわいくなるねん。かわいくないっていうからかわいくなくなるねん。
だから、おかあさん、じぶんのことかわいくないっていうのはやめてください!」(ぴしっ)
え……?
えーーーーーーーーーーと、あの、長女って52歳やったっけ?
驚くと同時に、5歳の子どもに思わず真理をつきつけられたような気がして、いやぁ…おかあちゃん言葉を失いましたよね。
でもほんと、そうかもしれない。
なにごとも、自分が「そう」と思うから「そう」なるのだとすれば、ダメだとかかわいくないとか、自分が嬉しくない言葉を、そんなに積極的に、自分に投げかけてはだめですね。
無理に言おうとするのも違うけれど…
自分で自分を認めるのはほんとうにほんとうに難しいのだけれど…
私はかわいい!よくやってる!!
たまには言ってあげてもいいのかもって思ったよ、というお話。