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Punch Line

大好きな人がnoteを始めた。
それがノートを始めた直接のきっかけだ。

いいねやフォローからスタートし、どれどれと画面のあちこちを確認しているとプロフィールを設定しろという。
こういうのは苦手だ。
しょうがない、と肩書でも書いてみる。
だが「わたし」とは肩書ではない。

わたしとはなんだ?

趣味興味、好きなこと逆に嫌いなこと、性格の中で特徴的なこと、癖…
そのどれもが「わたし」でありながらわたしであるとは言えない。その一端に過ぎないのだから。

頭を悩ませたが、ここに何を記すつもりなのかを書くのが順当だろうと思いなんとかまとめあげた。
よし!
最初なのだからこんなものだろう。人生は生きている限りいつでも修正できる。noteならばもっと容易いというものだ。

さて次は…とみるとお知らせが。マイページ云々…と。
ほう。マイページがあるのか。

探せばそれはすぐに見つかった。
かわいらしい顔アイコンがあるそれだ。ユーザビリティ溢れるデザインである。気分も上がる。

が。ぽちっと画面遷移したわたしの思考は停止した。

「はじめての投稿は自己紹介やこれからやりたいことを書くのがおすすめです」

!!!!!!

なんですと!?

それ、今やってきたやつや~んっっっ

・・・・・・・

人生はオチの連続。
”長い長いジョークのオチを聞いて、笑い出すまでの瞬間の間が覚醒の感覚だ”
わが師のことばが脳裏を過ぎる・・・

わたしの中で少しは覚醒のスパークが起きたりしてた?
いや、ない。
わたしがやったのはセルフツッコミだ。無観客ライブ、全くもって静かなもんだ。

ここで自分が同時に観客にでもなって人生笑い飛ばせれば、覚醒でも起きるってもんだろう。
いや、起きないか?

などという衝撃がわたしの腕を突き動かし、気が付けばこれが綴られていた。
創作など高校以来、気負って筆が進まなかったわたしを動かしたのはつまらないひとりボケツッコミだった。
これがわたしのノート最初の1頁である。


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Ms No Name
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