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好きと嫌いは表裏一体
私は、両親の影響で小学4年生〜高校3年生まで「卓球」をやっていた。
自分の意志ではじめたのではなく、両親が練習や試合に行くたびにその環境に自分もいたので、自然とはじめていた。
本格的にはじめたのは小学5年生くらいで、そこから練習漬けの毎日がはじまる。
小学生の頃は、学校から帰ったらとりあえず宿題をして、ご飯を食べたあと夜は練習。
土日はもちろん練習。
中学生の頃は、私の通っていた中学校には女子卓球部がなく(男子はあった)、両親との練習のほかに、スポーツチームにも所属して練習していた。
とりあえず毎日練習。
高校は、県内でも当時は割と強豪だったところにスポーツ推薦で入学させてもらい、朝練、学校が終わってからの部活、そのあとスポーツチームに行ってまた練習、土日は1日中練習、の日々を過ごしていた。
努力の甲斐があって、インターハイ出場・国体県代表・高3の全試合優勝など、県内では割と好成績を残すことができた。
しかし、ひととび全国大会にでると、全然勝ち上がることができない。
自分の目標が県1位だったため、そこから先の努力ができていなかった。
ここまでを聞くと順風満帆なようにも見えるが、成績を残せるようになってから、私の心がだんだん「やめたい」と思うようになっていった。
私は、
勝って「うれしい」という感情よりも、
負けなくて「よかった」という安堵感の方が数百倍大きかった。
毎日「負けることへの恐怖」に心が押しつぶされそうで、とにかくこの「不安感」から開放されたかった。
だから私は、高校3年生の国体出場を終えて、きっぱり卓球をやめてしまった。
というか、もうできなかった。
私はこのとき、
「自分は卓球は好きじゃなかったんだな」と思った。
あれから10年以上の月日が経ち、私は今、無性に卓球がしたくてしょうがなくなっている。
負けることへの恐怖という不安から開放されて、勝ち負けに縛られず、ただただ楽しんで卓球がしたい。
今は地元を離れて生活しているため、できる場所がわからずいっしょにする相手もいないが、調べると、卓球場を運営するスタッフが相手をしてくれるところもあるとのこと。
一度、足を運んでみようかな。
今日のHAKI言
私はやっぱり卓球が好き。