2023年の「だいたいNIAのせい」を振り返る #ingadv2023
イングレス エージェント有志による企画「Ingress & Wayfarer(その2) Advent Calendar 2023」に参加しています。
https://adventar.org/calendars/9027
「だいたいNIAのせい」とは
「だいたいNIAのせい」というフレーズを見聞きしたことがあるでしょうか。
これはスマートフォン用位置情報ゲーム「INGRESS(イングレス)」のプレイヤーたちがしばしば使うインターネット・ミームなのですが、どちらかというと一部の人(僕も含む)が好んで使っているものだと思います。
誰がいつ言い始めたのか、恥ずかしながら正確には知らないのですが、2015年12月のXMアノマリー:アバドン沖縄のころにはすでに定着していたようです。
2018年には「だいたいNIAのせい」を題材にしたフィールド・アートが作られるということもありました。
「だいたいNIAのせい」の意味、使われ方にはある程度の幅があるようですが、ここでは “だいたい” 「イングレスのゲーム運営の杜撰な点を、愛と笑いと若干の諦めをもって指摘するときの定型句」という定義をしたいと思います。
2023年の「だいたいNIAのせい」を振り返る
「だいたいNIAのせい」と指摘されるような出来事は数多く起こっているのですが、今回は僕自身がTwitter(現・X)でこのフレーズを添えた投稿を取り上げることにしたいと思います。
Twilogで絞り込み検索したところ、2023年には17回の「だいたいNIAのせい」を投稿していました。
それでは、いくつかご紹介します。
C.O.R.E. サブスクリプションの宣伝メールで、以前のサービス内容を記載
まずは、3月に投稿した「だいたいNIAのせい」です。
月額制でアイテムやゲーム内通貨などが手に入る「C.O.R.E. サブスクリプション」は2021年2月に会した当初は「Apex」を4個含んでいましたが、2022年10月には内容が見直され、Apexは2個に変更されていました。
見直しから5か月以上が経ったにもかかわらず、以前の宣伝メールをそのまま流用して配信してしまったのでしょう。杜撰ですね(汗)
ミッションデー橿原、発表直後に開催延期
続いて、7月に投稿した「だいたいNIAのせい」です。
7月27日に、公式ウェブサイトで2023年第3四半期のミッションデー開催予定が発表され、そこには「8月11日(金・祝):橿原(奈良県橿原市)」と書かれていました。
Nianticが言うところの第3四半期は7月から9月までですから、この時点ですでに3分の1が過ぎてしまっている訳ですが……、それは脇に置いて。
8月11日といえば発表から約2週間後。全国のエージェントは発表を知って即座に橿原への旅行を検討し始めます。さすが、よく訓練されたエージェントですね。僕も日帰りならば行けると判断し、鉄道のきっぷを手配しました。
ところが、発表から2日後の7月29日、開催延期が告知されてしまいました。2週間で開催準備が間に合うのか、宣伝は行き渡るのか、想定に見合った参加者が来てくれるのか……といった要素を勘案した結果なのだとは思いますが、エージェントや自治体の協力が欠かせないベントにおいて、決定権を持っているNianticが見切り発車をしてしまうという、これまた杜撰な出来事でした。
ちなみに、延期されたミッションデー橿原は11月4日(土)に無事開催され、僕も参加することができました。開催できて本当によかった。
XMアノマリーのスコア計算間違い
9月にはこんなことも起きました。
9月16日にはXMアノマリー「Ctrl 神戸」が開催され、エンライテンドが勝利を収めました。
ところが、配点300点を両陣営で分け合うBeacon Battle(バトルビーコン戦)のスコア計算が間違っており、正しくは E 223 - 77 R とすべきところ、E 216 - 84 R と発表されてしまったのです。
この間違いは後ほど訂正され、現在は正しいスコアが掲載されていますが、XMアノマリーのルールを作ったNianticが計算間違いをするというのは、やはり杜撰だと思います。
来年も「だいたいNIAのせい」は繰り返されるのか
ここまで、僕のTwitter投稿から3件の「だいたいNIAのせい」をご紹介しました。いろいろありましたね……。
こうも多くの「だいたいNIAのせい」案件が起こってしまう背景は、
収益の弱さに起因する、人員不足または一人あたりの業務過多
不具合・間違い・無理を事前に検出して防ぐ仕組みの整備不足
の2点に集約されると思います。
僕はイングレスが好きですし、イングレスを生み出したNianticや社員のみなさんに愛着を持っています。だからこそ「だいたいNIAのせい」と言って楽しんでさえいるのですが、イングレスのプレイヤー基盤を強くしていくことを考えれば、こういう間違いは少ないに越したことはないです。
「来年のことを言えば鬼が笑う」とは言いますが、来年は「だいたいNIAのせい」の少ない1年になるといいですね。