3.妊娠=幸せ?
以前の私は妊娠に関して無知だったこともあり、妊娠=幸せなことばかりだと思っていた
しかし、いざ妊娠すると妊娠が必ずしもマイナスな感情なしで、幸せに満ち溢れているとはいえなかった
もちろん、今の時代不妊治療でなんとか授かる方もいるし、授かれないこともあるので公には言えないので、読みたくない方はスルーして頂きたい
ここではあくまで私の正直な気持ちを書き留めておこうと思う
私は妊娠を望んでいたにもかかわらず、いざ妊娠してみると
その命の重さや責任、こんな未熟な自分が果たして育てられるのだろうかという不安、今後は自由に一人で動けなくなることへの恐怖に苛まれてしまっていた
特に仕事を頑張っている周囲の友人と比較してこれでよかったのだろうかと思ってしまったこともあった
それと同時に妊娠初期はつわりがひどく、毎食食べたものをトイレで吐き、(人生で幼少期以来吐いたことがなかった私)
体がしんどく、その辛さに泣いてしまうことが多かった
正直、妊娠初期は生き地獄であった
どうしても妊娠は喜ばしいものという概念が、マイナスな気持ちを抱えてしまう自分に重くのしかかってきていたし、プレッシャーになったし、母親失格なのでは、妊娠が早かったのではという気持ちにさせていた
特に一番つらい妊娠初期には周囲に妊娠したことも言えず、日々のつわりとマイナスな感情で心身ともに疲れてしまっていて、私はとても孤独に感じていた
妊娠って幸せなことじゃないのか?私はおかしいんだ と何度も思った
私はにおい・食べつわりがなかったが、喉に常に何かがひっかかっているような違和感で吐いてしまう喉つわりというものになり、妊娠後期になった今でも苦しんでいる。少なくとも毎食吐くことはなくなったが、週に1回吐いてしまっている。
安定期に入ったらマイナートラブルは終わるかと思いきや、妊娠後期まで必ず何かしらの不調があり終わることはなかった。
ただ、妊娠後期に入り胎動が強くなり赤ちゃんがお腹を蹴ってくるときや、エコーで心音を聞いたとき、赤ちゃんグッズを揃えているうちに私は徐々に妊婦としての自覚(お腹が大きくなるまでは実感がわいていなかったのも正直なところ)が芽生えていったのは確かだ。
出産・育児に対する不安な気持ちは常にあり、マイナスな感情なしに過ごしているとは言えないが、少なくとも以前よりは赤ちゃんに会いたい、どんな顔をしているのかな、かわいい服を着せたいなというプラスな感情が多くなってきた気がする
あくまでも私の体験談だが、妊娠中は体、心ともに不調をきたしやすく、常にマイナスな感情が伴っていたと思う
もちろん、妊娠は幸せなことだし喜ばしいことであるが
こうしたマイナスな感情があることを否定せず受け入れながら、妊娠生活を過ごしていくとより苦しまずに過ごせたのかなと思う
もしも私と同じような感情を抱いている人がいるなら、少しでも支えになればいいなと思う
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