ストイックの影に隠れる不健康
30代中頃の同世代の皆さん!
「24時間働けますか?」
このワード、知っていますよね???
某栄養ドリンクのCMで使われていた印象的なフレーズ。
一昔前の日本は、がむしゃらに働くことが、良しとされていた時代。
時代の流れを、よく現れているキャッチフレーズだと思います。
健康がテーマの仕事をしていると、
人の健康を妨げるのは、
「だらしなさ」と「ストイックさ」が、
対照的な言葉でありながら、同意語であるように感じます。
人は本来、体のバランスが崩れると
「不快である」という信号を体から出しています。
その信号をうまくキャッチできるかどうかは
その人の感受性の問題となっています。
「だらしない人」は、この信号がうまくキャッチできない人に多く見られます。
食べ過ぎで胃の不快感があっても食べ続けられる。
運動不足でも体の違和感を何にも感じない。
こういう信号をキャッチできずに
積りに積もって
最後体調を崩す方がいます。
しかし!
意外に盲点なのは逆の場合。
「ストイックさの影に隠れる不健康さ」です。
様々な角度から健康について、論じているものがある現在。
自分にとって、何が有益かをしっかり探し当てることができなければ、
それはただのストイックさに終わり、
逆に栄養不足に陥ったり、ストレスに繋がったり、
体への負担となっているケースが見受けられます。
○○はダメ!〇〇しか取らない!
こういう考えのストイックさは、
きちんと自分自身の体質にあっているかどうか、
見極める力が必要です!
「健康」の価値観は本当に、人によって様々です。
私は、全てを否定したい訳ではありません。
その人の、ゴールや目標を、しっかり共有した上で
プロとしてのアドバイスを行うようにしています。
一番見失ってはいけないこと。
それは
「あなたの身体は心地いいと感じていますか?」
この一言に尽きるのです。
楽しい!心地よい!
そんな風に感じているのであれば、
間違いなく体は良い方向へ向かっていきます。
言われたから渋々やっていること。
体にいいと聞いたからとりあえずやっていること。
もしかしたら、逆にストレスを与えてしまっている可能性があります。
心理学では
「べき思考」を認知の歪みといい、
〇〇すべきだ!〇〇である!といったストイックな考えは
自分自身にプレッシャーを与える原因となり、
ストイックさが自分自身を締め付け、
ストレスを溜め込みやすくなると言われています。
人は、ちょっと自分に甘い方が、より健康的でいられる。
甘過ぎず、ストイックすぎず。
その中間点を探すことが、
真の健康で入れる近道だと思うのです。
24時間なんて働けません!
何事も、良い加減が大切です。
たまには、自分自身を甘やかしてはいかがですか?
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