披露宴の振り返りみたいなことをしてみる(前編)
極力、人前に立ちたくない。
貯金もない。
人前に立ちたくない。
それほど友人も多くない。
人前に立ちたくない。
ハゲてる。
人前にたちたくない。
人前にたちたくない。
……
そんな私ですが、披露宴しました。
今からもう五年以上前のことになります。
私がほぼ毎日車で通る道中に、私たち夫婦が披露宴を行ったホテルがあるんです。
今日もそのホテルの前を車で通り、
「そういえばここで披露宴やったなー」と思ったので振り返ってみたいと思います。
かなり長くなりそうなので、前編、後編に分けたいと思います。
前編、後編に分けるの一度やってみたかったんです。
ただし、注意が一つ。いや、二つ。
「オチは期待しないでくださいませ」
ただの披露宴振り返り記事になります。
「教訓やなんか良い言葉を期待しないでくださいませ」
ただの披露宴振り返り記事になります。
まあ、それは普段の投稿からそうなんですけどね。
私に文才があれば披露宴ですから感動的な記事にして自信を持って投稿するんですが、悲しいかな、そうも言ってられないです。
上記のような事情がありますので、勝手なことを言って申し訳ありませんが、ご期待に添えるような文章がここには無いと思いますのであしからずm(_ _)m
では、以下どうぞ。
私たち夫婦は、人前に出ることが苦手です。
いくら着飾ろうが、恥ずかし過ぎてまともに立ってられないです。
注目を浴びると、足が産まれたての小鹿みたいにガクガクします。
妻は超絶美人だからいいんですよ?ウェディングドレスを着た妻はまさに天女でした。
それでもいくら姿形は天女でも、妻も人前に出ることは苦手で、私たち夫婦の希望は、「披露宴はしない。もしくはこじんまりとした少人数の披露宴」をお望みでした。
しかし、なかなか当人の思い通りにいかないのは世の常で、職業柄そうも言ってられず、蓋を開けてみれば200人以上収容可能な会場で、当日は150人ほどの方々が参加という、「どうしてこうなった」状態でした。
本当に親しい友人と親族だけを呼んで、
「50人くらいのアットホームな場所でアットホームな雰囲気の披露宴がしたいね!」という可愛らしい私たちの思惑とはかけ離れていきました。
当時の私と妻の暮らしていた場所は、車で12時間という果てしない距離があり、お互いの希望は、「中間あたりで開くのはどうでしょう?」って感じでした。結局、上司の都合で私の住む地で行われました。
妻は天女のくせに、自分の容姿に自信がなく、女の子にしては珍しく、
「ウェディングドレスは絶対似合わないから着たくない。いや、むしろ絶対に着ない。レンタルするにしてもめっちゃ高いやん」という子でした。
結局、知人で結婚式用の衣装を100着以上持っている方がいて、その方から格安でレンタルしました。
せめて来てくださる方となるべくお話ができるよう、プログラムを必要最小限にして、歓談メインで余興とかキャンドルサービスとかお色直しとか二人の初めての共同作業とか新婦による感動のお手紙とかお偉いさんのスピーチとか無しにしようとしました。全部やったよね。
披露宴の形も、規模も、場所も、私たち夫婦の希望は叶うことなく、当日を迎えることとなりました。
「披露宴はあなた達のための物ではない。参加してくださる方達のための物だよ」
あらゆる方向からそうしたお言葉を頂戴いたしました。
「そういう物なのかもな」と思ってはいたんですが、妻のお父様はかなりお怒りだったようです。
妻は、お父様にとってみれば初めて嫁に出す子で、しかもかなり遠い地に嫁に出すことになるということで、元々私たちの結婚には反対でした。
最初は頑なに会ってはくれず、なんとか結婚の挨拶にお伺いしても、一度も目は合わせてくれず、妻や母上と話すばかりで私のことは視界に入っていないようでした。
手塩にかけて育てた娘をこんなハゲに渡すなど到底許すことができなかったんでしょう。
それでも、妻の母上はすごく喜んでくれて、結婚の話を前に進めることを許してくださいました。
お父様は最後まで目を合わせてはくれませんでしたが…
そんなお父様の状態だったので、当然いろいろと話が二転三転する結婚式の形に怒りを覚えるのは無理もないことだと思います。
せめて愛する娘の晴れの舞台を、娘の希望になんとか添わせてやりたいという思いが伝わってきました。
しかし、たくさんの人のたくさんの思惑が絡み合い、なかなか希望通りにいかない披露宴の形に私たち夫婦も戸惑いまくりな準備期間でした。
それでもなんとか準備を進め、右往左往し、道中さまざまなお叱りを受けながら当日を迎えました。
…
…
…
やっぱり長文になってきましたね。
当日のお話は後編といたしましょうかね。
(続く)
これ後編で書ききれるのか心配になってきました。
つらつらと思い出すまま書いてってるのでもっと長くなるかもです。
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