あなたに会えた幸せ
令和2年9月20日18時53分。
息子が産まれました。
パパになりました。
ママも元気です。
息子も元気です。
母子ともに無事に出産を終えることができました。
温かい応援、コメントをくださり本当にありがとうございました。
現在9月21日午前7時20分。
感動しまくりで文章がおかしいかもしれませんが、感謝を込めて、ことの経緯を簡単ではありますが記事にしたいと思います。
9月19日
私の誕生日ですね。
夫婦二人で過ごす最後の誕生日。
noteのみなさんにも祝福の声をいただき最高の誕生日でした。
夜の21時頃、妻と二人でゆっくり過ごしていると、陣痛がきました。
背中をさすりながら時間を測り、しばらく様子を見ました。
これは本陣痛がきたかもしれないと思い、病院に電話し、着いたのが20日の2時。
9月20日
病院に到着し、陣痛室にて長い長い戦いが始まりました。
幸いなことに、私たちがお世話になっている病院では、今月から旦那さんが付き添いでずっと側にいられることになっていました。
567の影響で8月までは付き添い、立ち合いはおろか出産後の面会もNGになっていたんです。
ありがたいことに、私はずっと最後まで妻の側にいることができました。
痛みにもだえ叫ぶ妻。
壮絶です。
声をかけ、手をにぎり、背中を押し、さすることしかできない私は申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
「がんばれ。がんばれ。大丈夫。大丈夫」
祈るように声をかけ自分にできることを終始続けました。
分娩室に入ることができたのが、16時15分。
病院に到着してから実に14時間ほど。
その間、ずっと苦しみつづけた妻を励まし続けました。
背中を押しながら体力の限界と眠気で意識が朦朧としてきます。
ちゃんとせえ。
もうほんとにすごい。すごいです、女性って。
不眠不休でここまできました。
立ち合いもさせてもらえるということだったので、一緒に分娩室に入りました。
途中、トイレに中座し、昨日の「つぶやき」をしました。
分娩台の上で痛みに苦しむ妻。
横で妻の汗をふき、水を飲ませ、うちわをあおぐ夫。
何もできず、もどかしい…
妻子の無事を祈りながら、ずっと妻に声をかけ続けます。
「がんばれ。がんばれ」
そして、18時53分−
産まれました。
息子が産まれました。
産まれた瞬間、声をあげ泣く息子を見て涙が止まりませんでした。
絶対に泣かないと。
気丈に振舞うと。
心に決めていたのに無理でした。
「ぐうううう。えぐ、ぐす。ありがどう。ありがどう」
泣きじゃくりながら妻に感謝を言い、無事でいてくれたことに心から安堵しました。
妻も壮絶な出産を経験し、何度も何度も「もう無理。もう無理」と思っていたそうです。
でも、産まれた瞬間の息子を見て、胸に抱いて、すべてが吹き飛んだそうです。
「これ以上の幸せはない」
ぼそっとつぶやく妻を見て、私は泣きじゃくりながら頷きました。
シャキっとせえ。
こうして無事にこの世に生を受けた息子と、無事に出産を終えた妻は元気です。
息子は3406グラム。
妻の華奢でスリムな身体を思うと、かなり大きいです。
息子を抱っこし、その瞳を見つめると、吸い込まれそうな気がします。
黒く澄んだ瞳をしております。
ひとつひとつの息子を構成する身体のパーツ一つ一つが愛しくてたまりません。可愛すぎてヤバイ。
こうしてなんとか無事に出産を終えることができました。
人を心から応援する時。
祈るように声をかける時。
出てきた言葉は、「がんばれ」でした。
死ぬ思いをしながらがんばってる人間にかける言葉として適切なのか。
そんことを思いましたが、出てきた言葉は「がんばれ」でした。
壮絶な出産を終え、妻は、「ずっと隣でがんばれ、大丈夫って言ってくれてありがとう。あなたがいたから乗り越えられました」と伝えてくれました。
私の心からの「がんばれ」は妻に届いていました。
パパになりママになりました。
ママが私をパパにしてくれました。
結婚して5年半。
なかなか子供に恵まれず、辛い日々もありました。
私は幸せです。
愛する妻がいて、息子がいます。
父として生きることができる幸せを感じながら、妻を愛し、息子を愛し、しっかりと生きていきたいと思います。
みなさんには、たくさんの応援をいただきまして本当にありがとうございました。あたたかく見守っていただきまして感謝です。
今後はこのnoteにも息子のことがでてくることもあるかと思います。
引き続きあたたかい目で見守っていただけると幸いです。
本当にありがとうございました。
ばんざい!!!!!!