セルフケアの注意点ー精油ー
安全な基礎知識あってのセルフケア。
今回は精油を使う際の注意事項について簡単にまとめてみた。
日本ではほとんどの精油は雑貨扱いなので、取り扱いは基本的に自己責任。
必要最低限の安全な知識は身に着けておくことをお勧めしたい。
【アロマオイルと精油の違い】
・精油はエッセンシャルオイルとも呼ばれ、植物から抽出した天然素材100%のもの。
(メーカーにより植物の呼び名が異なることもある。学名は世界共通なので、そこで確認するとよい。和精油以外は基本記載されている。)
・アロマオイル表記のものは何か加えられているもの(精油なのにアロマオイル表記のものもある)。天然素材に植物性エタノールを加えただけのものもあれば、合成香料のもの、保存料が含まれたものなど多岐にわたる。
( アロマオイル表記のものは、用途に合わせて材料の確認が必要だ。用途に合わせて加工されているので使いやすいものもある。)
【精油を使う際の注意点】
★精油は植物の有機化合物が何倍にも凝縮されている!
◎使用年齢:3歳未満の乳幼児には、芳香浴以外での精油の使用は控える。(芳香浴も濃度に注意)
◎妊娠中、既往症のある人は、使用しない方が良い精油がある。
◎油なのでそのままでは水に溶けない:薄めるときは、エタノールなどで乳化させる。
◎顔に使用する場合は濃度が1%以下になるようにすることが好ましい
◎飲用、原液の塗布は避ける。フランスなどで医療として使われることはあるが、日本では雑貨扱い、自己責任。
ラベンダーとティーツリーは原液塗布可
◎猫のいる場所で使うときは注意:猫は精油成分を解毒できない
(小動物も体が小さいので注意が必要。ウサギなど嗅覚の鋭い動物には強いにおいがストレスになることも)
◎保管方法:遮光、密封、冷暗所
◎使用期限:開封後:1年 (柑橘系は半年)
◎光感作:柑橘系の精油は皮膚に塗布し紫外線に当たると炎症が起きたり、シミになることがある。
(フロクマリンフリー、水蒸気蒸留法で抽出したもの、花や葉から抽出したものは光感作はないので大丈夫)
☺︎猫さんがいたり赤ちゃんがいたら香りを使えないかというと決してそういうわけではなく、以上のことを頭に入れたうえで、工夫をしていくことが大切だと感じている。
精油の代用として、ハーブウォーター(アロマウォーター)を使用する、濃度に気を付ける、ペットの入らない部屋で使用する、換気をしっかりする、など。
ハーブウォーターにも皮膚に少し刺激の強いものもあるので注意が必要ではあるが。濃度という面で言えば、植物を蒸留して抽出されるわずかな濃厚な油分が精油、蒸留した際のたっぷりの水分(蒸留水)がハーブウォーターであることを考えると、ハーブウォーターの安全性は高いと言える。
おまけ
個人的に好きで安全性の高いハーブウォーター
ローズ
ネロリ
クロモジ(精油に比べやや草っぽさが最初は気になったが、少し慣れればとても気持ちよく使いやすい。今は一番のお気に入り)
ベルガモットミント(下記記事でも使っております)↓
和洋折衷の虫よけスプレーを作ってみた|ゆりこ|note
(気まぐれセルフケア日記マガジン内)
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