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《絵本レビュー》ルラルさんのにわ
こんばんわっ!
今日は、目が痒い痒いっ。
風が強いので喉もイガイガします。
あっという間に、桜は散って娘たちの始業式があり今年ももう4月という....(早いっ!)
んさっ、今宵もやっていきましょう。
レビューする絵本は【ルラルさんのにわ】です。
作者は、いとうひろしさん。
初版は、2001年9月です。
《ストーリーについて》
ルラルさんは、毎日庭の手入れをします。
ルラルさん自慢の大切な庭なんです。
誰にも庭に入る事を許しません。
ところが、ある朝、その庭に大きな丸太が転がっていました。
何と、丸太ではなくワニ!!!
いつものようにパチンコで追い払おうとも思ったのですが噛みつかれたら痛いので様子を見ることに。
そうしたら、ワニが話しかけてきて!?
第13回絵本にっぽん賞受賞!
ルラルさんの大切な庭は、ステキな発見がたくさんの物語です。
《10コの好きなところ》
①表紙が、ルラルさんが大切な庭を手入れしているところがポップに描かれていて素敵。
②見返しにも、その手入れに使っている道具がたくさん描かれていて、その中には庭に侵入してきたであろう動物も。
③題字の文字が、フリーハンドで描かれた書体でこの表紙とマッチしている。
④絵も、ルラルさんがパチンコで、庭に侵入してきた動物を追い払おうとしているところがとてもシュールでシンプルで...シンプルな中にもトカゲのしっぽが切れていたりしているところが面白い。(余程びっくりしたと思われる)
⑤文も、急にワニが喋りだすところが面白いしワニがおすすめしている庭の活用方法に共感もできる(笑)
⑥注目すべきは、ルラルさんのファンションセンスとパチンコを胸ポケットに入れているところの佇まい。
⑦ルラルさんは、ご自慢の庭を通して他の生き物たちと共存できているところが素敵だし、ご自慢の先のご自慢なんだなと思った。
⑧だって、すごく庭は広くて綺麗に手入れしているから。ワニの登場のおかげで考え方がまた変わる構成もおもしろい。
⑨単純に、空には雲がぷかぷか浮いている様子が描かれているのも良い。それだけで、どれだけ穏やかなのかがわかる。
⑩最後は、びっしり庭に動物たちと寝そべってハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『にわにさ、うつぶせしたらきもちいーの?ちくちくちくちくするやん?』
『パジャマのまんまで、おそとにでたらね、だめよねっ、ママ!』
『ワニさんが、ルラルさんたべなくてよかったねぇ〜いたいからねっ、ワニ』
って、言ってました。(笑)
わたしは、ここにでてくる〝庭〟と〝ワニ〟はもしかして、作者がダジャレみたいにかけているのでは...なんて思いながら読み聞かせしました。
《おしまいの言葉》
自分の大切にしているものって、たまに自慢したくなりますよね。
取られたくはないんですが、ただただ自慢したいんですよね。
そして、秘密にもしてたいんです。
なんなんでしょうね、人間って(笑)
でもでも、そういう大切で自慢したい宝物があるっていうことだけで、自分にとって人生が良い方に、彩られていくのかもしれません。
イヒヒぃ〜♫
☆彡
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