《絵本レビュー》星につたえて
こんばんわ!and メリークリスマス!
今日ですね、チキンを買い、寿司を買い、ケーキを買い。(いや、つくれし(笑))
ここぞとばかりに、楽をしております(^^)
皆さまも、楽しいクリスマスを!!
んさっ、今宵もやっていきましょう!
レビューする絵本は【星につたえて】です。
文は、安東みきえさん。
絵は、吉田尚令さん。
初版は、2017年12月です。
《ストーリーについて》
まだ生き物と言えば、海のクラゲしかいなかった頃のこと。
ある晩、1匹のクラゲが夜の海に浮かんでいたら、クラゲのことを月かと思った星が話しかけてきました。
クラゲと星は、空と海の話で意気投合し、美しく思えて胸がときめきました。
ずっとおしゃべりしてたので夜明けが近くなり星がかすんできます。
別れる前に、何百年か後におしゃべりし合う約束みたいなことをします。
クラゲは、何百年さきというコトがどんなことかはわからないのに....。
美しくも儚い、相手を想う永遠の物語です。
《10コの好きなところ》
①表紙が、頬を赤らめたクラゲと月が見つめあっている絵で相思相愛感が伝わる。
②見返しも、深い海と広い星空が描かれてあり青い世界観が美しい。
③題字の文字は、手書きっぽくて手紙のような想いを紡ぐような気持ちが伝わる。
④絵も、移り変わる景色が綺麗で幻想的なのに、真実がみえるかのようなクラゲと星の絵がとっても素敵。
⑤文は、純粋に互いを想い続けるような切なくて希望の2人のやりとりが書かれているところ。
⑥ちっぽけなクラゲと、ひとりぼっちの星が似たもの同士にみえるところが素敵。
⑦2人が経験したことや、生活の仕方は違えども、きっと価値観が似ているんだろうなと思う。
⑧それは、とても美しく時が止まっているような夢のような一夜だったというところが、ロマンティック♡
⑨澄み切った透明な心だけのクラゲが、待ち続ける健気さが切なくなる。
⑩最後は、時を越えて時代を越え愛を伝えてメリークリスマス!
《読み聞かせをしてみて》
娘たち(7才・5才)は、
『クラゲさんって、なんさいなの?かわいいね』
『でもさ、クラゲもホシもひとりでかわいそうじゃん』
『なんびゃくねんってどのくらいと?』
って、言ってました。(笑)
わたしは、この2人の純粋な想いに酔いながら読み聞かせしました。
《おしまいの言葉》
愛と平和にぴったりな絵本を選ばせてもらいました。
愛って、幸せばかりじゃないと思うんです。
同じくらいの苦しみや切なさがあり、量でいったらもしかしたら苦しみの方が多いのかもしれません。
でも、質でいったら幸せの方が多いのかもしれません。
平和もまた、同じ考えです。混沌とした、時代を駆け巡り質の良い平和が垣間見えるのでしょう。
ただ、私たちはきっと、純粋に愛されて生きていきたいのです。
愛を込めて、メリークリスマス!
☆彡
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