《絵本レビュー》アントン・ベリーのながいたび
おはようございます、ただいま長崎は雨がジャージャーふっています。
皆さんのところはどうでしょうか?
ハイ!今日の絵本レビューは《アントン・ベリーのながいたび》です。
作者は、天沼春樹さんで、絵は出久根育さんです。
初版は2007年みたいです。
わたしがこの本と出会ったのは、イオンの催事場で絵本のイベントを開催されていまして、そこでです。
イベントで陳列している絵本は全部少しお手頃になってたので、娘たちに
『好きな絵本かっていいよー(^^)』
と大盤振る舞いだー!みたいに言いながら自分もたくさん買った記憶があります。
主婦はお手頃に目がありません。
その中の一冊が、このアントン・ベリーなんです。
その時9冊くらい脇にかかえていたんです。
で、10冊買おうとしてて、このアントン・ベリーが目につきました。
なんだかタイトルに《〜ながいたび》ってついているので冒険モノなんじゃないかなぁって思いまして。
9冊の重さで、脇も痛いしそーゆーことも決断につながりました。こういうところが電子書籍じゃ味わえないことです。タイムリミットがキチンとある。
あまり娘たちが読まないジャンルだからこそ、買ってみようかなってなりました。(最大の決め手は主人公の帽子が私のダーイスキな緑だったということも大きい理由)
絵本の1ページ目から、ペットショップで赤ちゃん竜(ドラゴン・プー)が売られているシーンからはじまりまして(笑)衝撃!!!!
で、主人公(アントン・ベリー(以下アントン))は、ドラゴン・プー(以下:プー)と一緒に暮らすんですが、とにかくプーが大食いなんですよ?
で、そこから、たべものさがしの冒険がはじまるんですけど。冒険なのでなんやかんやあります。そして、プーもどんどん大きくなるんですよ。
そんなある日、川をくだって海にやってくると大きな魚が大暴れしていて.....
はたして、アントンとプーはたべものを見つけることはできるのかっ.....
みたいな、おはなしです。
この絵本のスキなところは、1ページ1ページ細部にわたって細かく絵が描かれているところです。
アントンとプー以外の、かわいい脇役も多いです。みつけると、少しラッキーな気分になります。
アントンとプーを対比させるような構図もステキなんです。
あと、どんどん大きく大食いになっていくプーを優しく見守るアントンにも感動します。でも、プーはプーなりに考えてもいるんですけどね(笑)これ、普通は逆のパターンが多いですよね。
そして、クールなユーモアがたっぷり入っています。
ちなみに娘たちに、読み聞かせをすると
『もー、プーたべすぎー』とか
『プーがんばれー』っていうてました。
2人の成長と友情、壮大な冒険がこの一冊に詰め込まれてます。読み終わったあとは、さらにこの2人がスキになること間違いなしです。
ほんと、この絵本と出会えてよかったですし、完全にファンになりました。
よかったら、読んでみてくださいっ。
☆彡
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