ワタシが守りたかった次女のモチベとW展示会とリンゴ飴
長女(11)『ママが行きたいならいいけど〜』
次女(8)『え〜めんどくさい行きたくない』
特別興味がなさそうな娘を強制的に引っ張りながら行ってきました冨永ボンド展andサンリオ展。思い立ったのは、前日のボンド先生のTikTok動画。ライブペイントがあるとのことで、目ぇギラギラなりまして。
しかもしかも、その会場の道路を挟んだ向こう側はサンリオ展が開催されてるではあーりませんかっ!しかもしかも最終日。
これはどがんかして行かんといかん!
(訳:どうにかして、行かないとダメだ)
意気揚々と車を走らせ会場に到着し、まずは腹ごしらえっちゅーことで地下一階のフードコートへ。1番行きたくないと言う次女の気持ちをアゲるために、彼女セレクトのうどん屋を尊重した。
本当は私は米を食べたかったのに、だ。
次女はかけうどん、
わたしは肉汁うどん、
長女は牛とじ丼
を、セレクトしたんどす。
おわかりでしょうか?わたしと長女には肉がはいってるんどす。でね、この肉の味付けはおそらく汁を入れるか入れんかの違いなだけで、一緒だろうと。
なぜかって?それは、どちらとも無茶苦茶、甘かったから。
ワタシね、初めて食べましたこんな甘いうどんを。
砂糖をどれだけ入れたんかっ!極めて不満足!
でもね、わかるんですよスタッフの気持ち。
休日の昼間の忙しさ。
歳をとればとるほどに、体力記憶力等の衰え。
テンテコマイになるよね。
私たちより早く注文してたお客さんに、なんか知らんけど間違い続けて頭を下げてたもん。私の前のお客さんは中国人ぽかったけど、つたない英語で『オッケーオッケーイッショニ、オッケー』って返してたもん、スタッフのルーおじさん。
ルーおじさんが慌てて作った肉うどんと牛とじ丼を食べる私たちを横目に、肉が入っていないカケうどんを注文をした次女だけが美味しくいただいていた。
さて、気を取りなおそう!
腹が満たされているかどうかもわからぬまま、当初の目的、ボンド先生のポップアップ展へゴー。
百貨店へ入ると、ややや!ボンド先生がライブペイントしている様子がすぐ目に入った。なのに周りは、まばらな人達で、え?そんなもんなん?みたいな不思議な気持ちになって。
だって、SNS総合フォロワー95万人超えですよ?
私でも、知ってる〝「ツナガリ(BOND)」を創作テーマに、ボンドを使って絵を描く現代アート画家、富永ボンド。〟でっせ。
展示作品を拝みながら、販売グッズを選びながら、どの人に支払いをお願いすれば良いのかとキョロついていたら、やたらと目が合うイケオジBボーイがいて聞いてみた、恐かった。
『あのー、支払いはどこでしたらよろしいんでしょうか?』
『コチラで、出来ますよ』
『ボンド先生の作品は写真オッケーでしょうか?』
『全然オッケーですよ!』
『...ボンド先生と写真は撮れないですよね?』
『全然撮れますよ!』
えー、撮れるんかい!だれも撮ってないやないかい!
みんな知らないのではとか、頭グルグルさせていたら、あっという間に会計がおわり、そのイケオジBボーイは、ボンド先生にかけよりコソコソ耳打ちした。
そしてテクテク私の方へ無邪気に向かってくるボンド先生に、わたしは間髪入れずこう言った。
『いつも、TikTokみてます!これからも応援してます』(手をサッとさしだし握手を交わす)
『ありがとうございます、写真どちらで撮りましょうか?』
すかさず、その展示会で1番大きな画をバックに撮りたいことを伝え移動した。
ボンド先生が『ボンドポーズで撮りましょう』と提案していただき撮った写真がコチラ。
次女よ、3ピースじゃないのよ。笑ってるやん、笑ってゴマカすやつやん。
これはボンドのBを表してんのよ。
気のいいボンド先生は来場者特典ファイル4枚にサインを4つも書いてくださる太っ腹な巨匠だった。
さてさて、一仕事終えたような充足感と気疲れを背負いながらサンリオ展へゴー。
まってろ!サンリオ展!
ものの徒歩10分で到着なんだけど、熱風でベタベタなりながらも外にあるエスカレーターに乗っていると左手にスタバを発見した。
視力が一時的に2.0になりながらヒラメいたコボシ!
よし、また次女にハッパかけようと。
エスカレーターに乗りつつ膝ガクガクなってる次女に言った。
『サンリオ展おわったらさ、スタバいこっか?』
『...うーん...うん!』
『(ヨッシャ)』
ホッとしながらサンリオ展の入場代を支払い入り口ゲートへと歩けば、巨大なキティーちゃんがデデーンとそびえたっていた。お出ましでもあり、お出迎えでもある。
ちなみに、このキティーちゃんのリボンの意味をご存知だろうか?
わたしはココで知ったんだけど、このリボンは世界中の人たちを結ぶ〝仲良し〟のシンボルなんだと。
このリボンに、サンリオは60年間平和の願いを込めてたんだって。えーーーーーー!そんな深い意味があったとは。
今回の〝サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史〟では、サンリオの創業前からの歴史と、どうやってカワイイ文化が出来たのかを学べる展示会になっていた。
いわゆるキティラーとかではなかったけど、ワタシが生まれた80年代ってサンリオグッズに囲まれてたもんで、改めて学んでいけばいくほどエモすぎだし、そんな想いが込められていたんだって感動した。
特に個人的に激アツだったのが、私が尊敬して止まない、手塚治虫先生ややなせたかし先生がサンリオ文化を一緒に作っていたという事実だ。
サンリオは、創業初期より出版業をスタートしてたみたいで、その第1号の書籍が、ななななななんとやなせ先生の初めての詩集だったと。
手塚先生も、サンリオが発行していた少女雑誌「リリカ」でユニコを連載していた。
激アツからの胸アツでしょ。
この事実で、わたしは序盤からサンリオ大好きになったとさ(笑)コロリ。
そして、会場で動画はダメだったけど、写真はオッケーということ!サンリオ、太っ腹すぎるでしょ。
順にみていくと当時は、人気イラストレーターのデザインを起用していて大物ばかり。水森亜土先生や、内藤ルネ先生、それから宇野亜喜良先生などなど。
だけれども、そこからサンリオはだんだん手詰まってきて、時代に合わせ450種類以上のオリジナルキャラクターを生み出していく。
壁にはダダダダーッとキャラクターが紹介されている。もーね、ここで独断と偏見で懐かしいなと思ったキャラとグッズを見つけてしまって!!
なもんで突然ですが、発表します。
みんな知ってるかな(笑)
まずは、漫才ブームの影響を受けた80年代のキャラクターから。
ぽこぽん日記
パタパタペッピー
るるる学園
どーでしょう?解る方います?
ワタシは、瞬時にあの時の自分にタイムスリップ。
グッズも、死ぬほど展示されていたんだけど、もーねもーね懐かしいし愛しい。リアルタイムで使っていた質感やニオイを憶えていることにも感動した。
とくに、こちらのグッズたち。
はぁ、エモすぎて酸欠になりそう。
で、巡回していく中で残念なことがあって...
それは、サンリオショップに行っておけばよかったという後悔。
東京・田園調布にあった〝いちごのお家〟
新宿直営店である〝ギフトゲート〟
銀座一等地に建つ〝サンリオショップ〟
お店の概念が、人の集い・語り合い・触れ合いなんだそうな。まさに、売り場であって売り場じゃないラグジュアリー空間を演出してたんだ。
店内も、こだわり抜いたカワイイ内装にカワイイ商品什器、それからカワイイ包装紙!カワイイづくしなんだな。とにかく愛の詰まった徹底ぶりだし、お客様想いよな。
知らんかった。インターネットのない時代だからこそ、わたしゃ損したんだな。でも、だからこそ付加価値が、その場所についたんだろうか。
いちご新聞だって、そう。知らんかった。
わたしだって、読者参加型の〝いちごメイト〟になり悩みを投稿したかった(笑)
友だちってなんだ?とか学校ってなんだ?とかさ、ラブレターの書き方、アタック方法とかさぁ、顔も知らん人と、ワチャワチャしたかった。
今だったら、ググったり、SNSで田舎でもフラットにキャッチできるのにっ。
そんな失意の中、トボトボ歩いていたら会場の出口で待ち構えていた、現代作家さんとのサンリオのコラボレーションに、またしてもコロリと目が輝いたワタシ。
こうやってリスペクトされて60周年を迎えたんだなーって。そういえば、この会場は若い人たちもかなり多かったように感じる。
何世代にも続くカワイイ文化か。
また今回、自分の為にも来たかったんだけど、娘たちにもちゃんとみてほしいなという私のエゴであり願いみたいなもんもあって。
絵が好きな彼女たちに、巧みなカワイさを体感して欲しかった。それこそがまさにデジタルじゃ出来ないことなんじゃないかな。
あ、そうそう言い忘れていたけど、会場では各ポイントに、カメラが設置してあり自動で撮ってくれるサービスがあったもんで利用したり(有料)、会場外にあったサンリオプリクラ機(800円也)でも楽しませてもらった。
そしてもちろん、帰りはスタバに寄った!
ただ、ぬるかった。5分飲み歩きすれば氷は全部なくなった。なんでなん。
でも、ブリブリ言いながら帰るのもまた、いい思い出になるでしょう。絶対にいい思い出にしてくれ。
というわけで本日は、ボンド先生とサンリオの変わらない熱い想いに触れた1日となった。
まだまだ、日本も世界も美しいんだ!
帰りに、ダイスキなリンゴ飴専門店に寄ったけど、リンゴの時期が過ぎて国産からニュージーランド産になって小ぶりになってゲッソリしたことは内緒だよ?
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