《絵本レビュー》はらぺこソーダくん
今は、あまり飲まなくなったんですが昔は良く『サイコーラ!(訳:最高)』と乾杯を交わしコーラを飲んだものです。
ビールの美味しさも焼酎の美味しさもわからなかった私は、コーラの虜でしたね。シュワシュワ〜!
さぁ今日はですね、読んだら炭酸を飲みたくなるかもしれない絵本【はらぺこソーダくん】のレビューをしたいと思います。
〔作〕岩田明子
〔絵〕岩田明子
〔初版〕2014年3月
《ストーリーについて》
ソーダくんは、いつも腹ペコ。
おいしいもの、ないかな?
にょろ〜っとストローを伸ばして、レモンにブドウにスイカをじゅるじゅるじゅる〜
あっ!ネコまで、じゅるじゅる!?
オノマトペ(擬音語)が楽しい、美味しくてハラハラする物語です。
《10コの視点》
【表表紙・裏表紙】
表表紙はさくらんぼ入りのソーダくんのアップが描かれて、裏表紙はソーダくんが吐き出したであろう果物が描かれている。
【見返し】
ソーダのシュワシュワした様子が描かれている。(美味しそう)
【題字の文字】
書体の色が、ソーダくんが吸った果物の色で、層になって描かれている。
【絵】
このソーダくん、緑色でさくらんぼ入り。これはソーダはソーダでも、〝メロンソーダ〟じゃなかろうか。果物をストローで吸っている時のソーダくんの目が、ぐにゃぐにゃで最高!
【文】
〝じゅるじゅる〜〟とか〝にょろ〜〟なんて、私にとっては新鮮なオノマトペ。このオノマトペのレイアウトも動きのあるレイアウトになっていて楽しさ倍増。
【構成】
腹ペコなソーダくん
↓
ストローをのばして果物を順に吸っていく
↓
ネコまで吸ってしまう
↓
吸いきれず、全部吐き出すものの、また腹ペコ
【キャラクター】
ソーダくん・レモン・ブドウ・スイカ・ネコ
【舞台設定】
謎
【イチオシ】
ぜひ、ソーダくんの吸い様を見てほしい。吸った後にはソーダくんの色数が増えている。もはやこれはドラゴンボールのセルにしか見えなくなった私。〝か…完全体に………完全体になれさえすれば………!!!(セルの名ゼリフ)〟
【ハッピーエンド】
吐いても、すぐ腹ペコになって美味しいモノをまた探しハッピーエンド。
《読み聞かせをしてみて》
『にじいろに なるとおもったやん(7)』
『ネコはやっぱり すえないか(9)』
『〝め〟が ショボショボやん(7)』
と言ってました。
読み聞かせしながら、ソーダくんのいろんなモノを吸っていく表情に笑いをこらえましたね(笑)多分この絵を見る限り凄まじい吸引力ですよ。ダイソンもビックリです。娘たちも大いに笑ってました。
《おしまいの言葉》
いやぁ、シンプルにソーダでシュワシュワっとしたくなりましたね。
この絵本のように、果物を入れても美味しそうです。
やっぱり絵本は面白いですな。ソーダが腹ペコの設定なんですよ?
夢があります!
自由があります!
子供たちに想像があります!
だから私は絵本が好きなんでしょうか?知らんがな。
いろんな感情と想像力が湧きますよ。
最大の魅力はハッピーエンドに向かう心意気♫
もうサイコーラ!!!
☆彡
ゴクゴクのコボシより