アントン・ウルリッヒ公爵美術館のフェルメール ブラウンシュバイク
2月のアムステルダムの大フェルメール展に続き、フェルメールの絵について。
この街の美術館にある「二人の紳士と女」は、大フェルメール展には出品されていなかった数少ない作品の一つだ。
アントン・ウルリッヒ公爵は、ブラウンシュバイク=リューネブルク公の一人。1633年生まれ。
スペイン継承問題に絡み、ブラウンシュバイクに逃げてきた。
彼はヘルムシュテット大学で学び、また自身でも二冊の著書を持ち、芸術を愛したことで有名だ。
この美術館は、彼の集めた芸術作品が収められている。
特に有名なものが、冒頭のフェルメール。
そして、レンブラントやクラナッハ、ルーベンスの作品も見ることができる。
こちらが、美術館外観。
ウルリッヒ公爵の絵や彫像は、美術館の中で多く目にすることができる。
アジア関連の収集物も多く展示されている。
豪華な屏風も。
こちらは、お皿や陶器が展示されたコーナー。
彫像コーナー。
そしていよいよ、絵画コーナーへ。
ヤン・ダーフィッツゾーン・デ・ヘーム
ルーカス・クラナッハ
アダムとイヴ
ルーカス・クラナッハ
ルターの肖像画
彼はルターの支援者でもあり、肖像画を何枚も残している。
ルーベンス
羊飼いたちの礼拝
ルーベンス
ホロフェルネスの首を取ったユディト
レンブラント
家族の肖像
フェルメール
2人の紳士と女
ドイツで見ることのできるフェルメールの絵は、6枚。
フェルメールを見る目的がなかったら、私はこの小さな、そして美しい街を知ることがなかっただろう。
芸術を愛したウルリッヒ公爵のお陰だ。
私はまたいつか、この街を訪れたい。