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なぜ村上紙器工業所の貼り箱が“意思を運ぶ箱”なのか?

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パッケージの一つである貼り箱を企画・製造している村上紙器工業所。
所謂、製造業の典型的な町工場にも関わらず、日ごろから私が「ブランディング、ブランディング」と連呼しています。笑

私は常々商品パッケージは、単なる包装資材(商品を包むためのもの)ではないと考えています。
もちろん、パッケージの基本的な機能的価値は商品を包み、保護することです。それは間違いないことですがもう一つの感情(情緒)的価値は、パッケージによって「ブランド価値を伝える」「顧客とのコミュニケーション」「ブランド力をアップする」ことです。

よく「この商品をジャケ買いした」といいますが、レコードやCDのジャケットに惚れて買ったとか、本の装丁デザインがよくてつい買ってしまった。などは、商品の中身をよく見ずにジャケット(パッケージ)がよくて思わず買ってしまう典型的な購買行動です。

実際に、今の商品はどれも高品質なものが多くおかしな商品は基本的にありません。パッケージデザインが綺麗だったり、パッケージそのものが素敵なので手に取って購入することがよくあります。
そのくらい商品にとって、パッケージはとても重要な役割を果たしています。

つまりパッケージがブランド価値を伝えるなど、本来の機能(包装)以外の重要な「ブランディング(ブランド構築)」を担っているのです。

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しかし、そのこととパッケージは一般的には中々結びつきません。
普段私たちは、意識もしていませんからね。

そこで何故、村上紙器工業所が「ブランディング」を叫んでいるのか?

何故、村上紙器工業所の貼り箱が「意思を運ぶ箱」なのかをわかっていだだけるように、「ブランディングって、こういうこと」という新コンテンツをつくりました。
これからブランディングについて、やさしく解説していきます。
執筆は田中有史氏、デザインは浪本浩一氏のお二人です。
ぜひ、どうぞご覧ください。

(1)ブランドって、なに?
(2)ブランドイメージは、どうやってできる?
(3)錆びない考え方を持とう
(4)いろんなものがメディアになれる

<予告>
(5)広告をしないで広告効果を出す

文:クリエイティブディレクター・コピーライター
田中有史氏(株式会社田中有史オフィス)

デザイン:アートディレクター
浪本浩一氏(株式会社ランデザイン)

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