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広告をしないで、広告効果を出すってどういうこと?

村上紙器工業所の新コンテンツとして、はじまった「ブランディングって、こういうこと」シリーズ。
いよいよ5回目の最終回は、「広告をしないで広告効果を出す」。

「広告」って、中小企業や特に小さな町工場なんかでは「ウチにはあまり関係ない」と思いがちです。
今ならネット広告は少額でも始められますが、いわゆるテレビ、ラジオ、新聞、雑誌などのマス広告はすごくお金がかかるので、基本的に大きな企業でないと出来ません。

まさに、これ。広告が欲しいわけではなく、広告効果が欲しいのです。
実はマス広告のようにウン千万円やウン億円をかけなくても、やり方によって広告効果はあげられます。
広告はその名の通り「広く告げる」ことですが、もう一つの大きな役割は「イメージを売る」ことです。
高級ジュエリーや高級腕時計の広告は実用的なスペックではなく、ラグジュアリー感やそれを持つことのステイタスなイメージを抱かせるものです。
広告で、ブランドが持つイメージを顧客に持って欲しいのです。
それらが、顧客の頭の中で積み重なりブランドイメージが出来上がる。そのブランドを欲しくなり、そして手に入れたくなる。

この顧客の中にブランドイメージを構築していくことが、まさにブランディングです。顧客とのコミュニケーション構築といってもいいかもしれません。

詳しくは、「(最終回)広告をしないで広告効果を出す」をご覧ください。

<引用>
広く告げることに加え、広告のもうひとつの役割は「イメージを売ること」です。あのブランドは安い、あのブランドは若者向け、あのブランドは高級品。このように、広告が売っているものはイメージだと言い切っても良いでしょう。イメージを確立することが“ブランドイメージを醸成する”ということです。これについてはシリーズ①「ブランドって、なに?」で述べていますので復習してください。
 次のシリーズ②「ブランドイメージは、どうやってできる」に書いたようにブランドイメージはいろんなところで出会ったイメージの総体がつくるものです。だから、なん度もなん度もブランドイメージと出会うようにコミュニケーションを設計する必要があります。なん度もなん度も出会うように仕組む前提として、シリーズ③で書いたように「錆びない考え方を持とう」ということが大切になります。

公開日:2022年05月04日(水)
文:クリエイティブディレクター・コピーライター田中有史

出典:村上紙器工業所HP「広告をしないで広告効果を出す

デザイン:アートディレクター

浪本浩一氏(株式会社ランデザイン)

ブランディングをやってみたいと考えている方は、全5回シリーズを読んでみてください。
過去の4回は、こちら。
シリーズ①「ブランドって、なに?」
シリーズ②「ブランドイメージは、どうやってできる」
シリーズ③「錆びない考え方を持とう」
シリーズ④「いろんなものがメディアになる」


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