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ブランディングは、大企業よりも中小企業に効果的
村上紙器工業所の新コンテンツとして、はじまった「ブランディングって、こういうこと」シリーズ。
3回目は、「錆びない考え方を持とう」。
ブランディングは、何かをしたからといってすぐにブランドになるものではありません。ブランドを立ち上げて、長い時間をかけて育てていかなければなりません。強い意思と根気がいる活動です。
しかし実は、ブランディングは大企業よりも中小企業に効果的ということをご存知ですか?
それは大企業がすごい費用を投じて広告を打たなくても、地道にブランディング活動をすることで「広告効果」が上がるからです。
もちろん、単純に頑張っているだけではブランドは醸成されません。
いくらブランディングのアイデアやコンセプトがあっても、いまでいうバズるとかインスタ映えを狙った一時的なものはすぐに陳腐化してしまいます。
そんな表面的なことではなく、そのブランドの本質を表した「錆びないコンセプト」が必要です。
そう。本質はどんな時代でも、古くはなりません。
この本質こそが、ブランディングを成功に導くかどうかの鍵なのです。
村上紙器工業所の「意思を運ぶ箱。」は2019年にデビューし、最初にサイトのトップページに掲載。そのあと名刺やリーフレット、展示会などでも発信しました。
メディアを変えて長く使い続けることで、ブランドイメージが醸成していくのです。
詳しくは、「錆びない考え方を持とう」をご覧ください。
<引 用>
“バズる”とか“インスタ映え”とか、そんな表層的なことばかり追い求めないで、その企業や商品にとっての本質的な部分で考えたコンセプトやクリエイティブであるべきなのです。本質は古くなりません。錆びることもありません。いつまでも使い続けることができる「錆びないコンセプト」「錆びないクリエイティブ」を旗印として長く掲げ続ければ、良い結果を呼ぶことができるでしょう。それがブランディングの肝なのです。
(中略)
手前味噌ですが、このコピーを見て、パッケージを依頼するならこの会社しかないとコンタクトしてくださるお客さまもいらっしゃるほどです。それは、一重に長く使いつづけることができるコンセプトとクリエイティブであること。それと同時に、どんどんと使うシーンを増やしていくことができる汎用力を持ったコンセプトとクリエイティブであることも大事な要件になります。この汎用力については機会を見つけてまたお話しします。こうやって村上紙器なりにイメージの総体をつくりあげています。ブランディングには経営者の覚悟も問われるかもしれませんね。
ブランドイメージを醸成していくということは、次の言葉のとおりだと肝に命じてください。
「イメージは積み重なっていくもの」
公開日:2022年01月27日(木)
文:クリエイティブディレクター・コピーライター田中有史
出典:村上紙器工業所HP 「錆びない考え方を持とう」
デザイン:アートディレクター
浪本浩一氏(株式会社ランデザイン)
<「意思を運ぶ箱。」をつくっていただいたときのインタビュー記事>
ある日、コピーライター田中有史が、町工場のキャッチコピーを勝手に作った件。町工場のブランディングにつながるキャッチコピー
クリエイティブネットワークセンター大阪
MEBIC(コラボレーション事例)