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1/72 シーハリアーFRS.1(ハセガワ)#14(完)~資料編

前回完成したキットはこちら

ハセガワ 1/72 シーハリアー FRS Mk.1
(Hasegawa 1/72 Sea Harrier FRS Mk.1)


今回で最後になります。


キットの修正点

製作中に対処したもの
・座席上部のベルト追加
機体上面の衝突防止灯の位置変更とクリアパーツ化
・翼端補助輪の収納部開口
・補助インテイクの彫り込み(一部)
・垂直尾翼前端の開口
・風防枠左前縁の修正
・操縦席後方の小吸気口の開口
・30mmガンポッドの銃口・放熱口の開口
・サイドワインダー尾部の開口

具体的な作業内容は過去記事をご参照ください。

今回の製作に反映していないもの
・胴体側面のジェット噴射口
開口されておらず階段状のモールドで処理されてますが、全然見えないのでそのままです。
・キャノピー後端がつつ抜け
後ろから覗くと抜けてますが、これも目立たないのでスルーしました。
・主翼後端の燃料排出口

この突起状のモールドのことなのですが、実物はパイプが刺さっています。
・主脚収納庫扉
駐機状態では開いているのが標準らしいです。大規模な加工が必要なのでそのまま。
・垂直尾翼左側のセンサー
小さいセンサーが飛び出ています。エッチングや針金のようなもので作るとよりリアルですが省略しました。
・機首のセンサー
風見鶏みたいなものがついていますが、実物はもう少し繊細な細い作りです。
・各部のアンテナ位置
黒い小板状のアンテナがいくつか飛び出ていますが微妙に位置やサイズが異なるものがあります。今回はそのままです。
・尾灯
この後にも記事にしていますが、塗装図に指示があるのにモールドが何もありません。スルーしました。

他にもあるかもですがこんな感じ。


塗装例のデカールの正誤

デカールは「側面図に指示が書いてあるけど上面図には指示がない」とか、「塗装例②に記載がなくても塗装例①と同様である」だとかありますのでよく見て貼っていきましょう。

ほぼ40年前から説明書の改訂は行っていないらしく誤りも放置されていますので、いくつか正誤を記載しておきます。
他にあるかもしれませんのご注意ください。

塗装例①~④ キャノピー横

誤:⑤と⑥
正:④と⑤
塗装例①~④まで全部間違っています。

塗装例② 機首右側面

誤:㉑
正:⑳

塗装例② 補助脚の番号

右往左往

(A)のデカールは数字の「3」ですが、何故かフラップに貼るよう指示線が引いてあります。
しかし図に描かれている通り赤矢印で示した補助脚のカバーに貼るのが正解です。
しかも、この図だと左翼側の裏側のように見えるのですが、実機の写真から見受けられる限りはこの補助脚の番号って「右翼側」だけに描かれているようなんです。
離着艦時に艦橋側から見えるのは右翼側ですので、おそらく塗装図の間違い。
(A)デカールも1つだけで両側分はついていないので、右翼側に貼るほうがたぶん正解でしょう。


塗装例①~④ 尾部の塗装指定

尾部にH8(シルバー)で塗装する指示があります。尾灯でしょうか。

上面図にもこの位置に小さな突起状のものが描かれています。実機にもそれらしき部分があります。
ですが、キットパーツのこの部分には何もありません。モールドもなく平坦になっています。
単にシルバーで点を描いてもイマイチだと思いますので、こだわるならリベット状のものを植えて塗るとか何がしかの加工はしたいところ。
今回は無視することにしました。

それにしても…。

40年もの間この説明書を使いまわしているようですが、間違いに気づいていないのか、わかってて間違いを放置してきたのかいずれにせよちょっと怠慢じゃないですかね…。
(記載されている会社の住所も古いままのようだし)

こういうのはモノづくりをする企業の姿勢としてはあまり褒められたもんじゃないと思います。
ハセガワに限った話ではないのですが。

あんまりネガティブなことを言うのはよろしくは無いのですが言っちゃう。ご気分を害したらすみません。


資料サイト

実機の写真などがいっぱいです。全部海外サイト。
個性的かつ有名な機体ですので、その他にも画像を検索すると結構拾えます。

Sea Harrier FRS Walk Around

Hawker Sea Harrier

Air Fighters.com


シーハリアー、2ヶ月にわたり続けてきましたが以上です。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。



世傑(資料本)もあるよっ


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