daily
毎日必ずしていること、皆さんはあるだろうか。
・朝のランニング
・昼食は手作り弁当
・仕事帰りに行きつけの店で一杯(今はできない地域もあるが)
・お風呂上りのストレッチ
人によって色々あると思うが、そういう日々の何気ないことの積み重ねが今日に繋がっている…そんなものを感じられるのが今回観た映画、「海街diary」だ。
3人の姉妹(綾瀬はるか・長澤まさみ・夏帆)は鎌倉で暮らしているが、実父が亡くなったことがきっかけで物語は動いていく。
実父が実母(前述の3人の母)と別れた後に、再婚した相手との子である義理の妹(広瀬すず)と一緒に暮らしていくことになる。
腹違いの姉妹は仲良くしつつも、父は他に女(再婚相手)をつくったから出ていったわけで、それが末っ子の彼女を苦しませる…「人ものを奪ってはいけないですよね」と。
是枝監督の作品は「そして父になる」や「万引き家族」などでもそうだが、家族とは何かを考えさせられる。
私は家族とは様々な形があっていいと思っている。
同じ屋根の下で暮らすでもいいし、離れたところで暮らすのもいい。
夫婦の姓が同じでもいいし、違ってもいい。
男性と女性だけでなく、男性と男性や女性と女性が結婚してもいい。
それぞれで家族の形を自由に選んでいいじゃないか。
論文を書く人は、姓を変えることによる不利益があるという。
姓を合わせるとなると、姓を変える方はクレジットカードなど諸々変更しなければならない。大変だ。
こんな不自由なことを強いる必要とはなんだろうか。
例えばあなたが姓を一緒にしたければその自由は担保されながら、それと共に姓を別にしたい人の自由も認められていいじゃないか。
なぜ自分の自由はOKなのに、他人の自由には不寛容なのか、私には分からない。
多様性が叫ばれる中だが、こういう自由がこの国で広がっていっていないことに悲しくもあるが、それと同時に多くの人に考えてほしいとも思う。
私たちが知っていることは所詮僅かなのだから、映画を観て少しでも視野を広げていく、それが世界を変えられることのアクションの一つなんだと思う。
あなたの自由も私の自由も大事にする世界にしたい。
それはきっと、日々の一つ一つを大事にしていった先にあるのだと思う。まずは毎日何かをしてみよう。