「魔法で体が洗える!」と言う子との攻防
5歳の上の子の最近の口癖は、「今日は魔法で体洗ったよー!」。いや、本当は洗ってないって分かってるんですが、信じてあげたい。でも流石にね……と困り、親業の「能動的な聞き方」と「私メッセージ」で少し変化があったので書き留めます。
魔法で体を洗い始めて早数ヶ月…
5歳を過ぎて、そろそろ自分で体を洗ってねとなってしばらくたち、急に始まった「もう体、魔法で洗い終わったから!」。どうやら自分で洗うのがめんどくさくて生み出したようです。魔法。
はじめのうちは面白がり、途中からは呆れ果てながら、「子どもを信じる」のが基本の親業の考え方に沿って、そうなんだね、と受け入れ続けていました。が、いい加減ちょっと気になるなと思い、少ししっかりめに対話をしてみました。
子:もう魔法で体洗ったよ!
親:そっか、魔法で洗ったんだね。<能動的な聞き方> でも今洗われてるの見えなかったなあ。
子:魔法はお母さんが見てない時にやってるから
親:そうなんだね。。。(一呼吸置いて) お母さん、◯◯ちゃんのこと信じてるから、魔法で洗ったってことで分かったよ!
子:(ちょっと罰が悪そうに黙ってから)あのさ、どうして体洗わないといけないの?
親:洗わないと臭くなるし、目に見えないけど汚れが沢山たまるんだよ。そうすると気持ち悪いからね。
子:そっかあ〜わかったよ!
その数日後
この話の翌日、突然「大人は嘘つかないの?」と聞かれました。
正直に嘘をつくこともあるよということと、でもものによってはついた嘘で大変なことになることもあるよと説明。そしてここ数日は魔法も影を潜め、体もちゃんと洗うようになっています。
子どもを信じるって…
親業の中では、嘘をついているとわかっていても信じてそのまま返してあげるという話が出ていました。あまりにも素直に親が信じてくると、いずれ子どもはバツが悪くなって嘘をやめるということでした。
この説、ほんとかな?と疑いながらの今回の出来事。この数ヶ月は微塵も悪いと思ってなかった上の子が、少し悪いなという表情になり、実際に行動が変わり始めた大きな変化でした。
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