社会構成主義を身近なものとして活用していきたい(TIJ Festival -タオス祭- 2024 2日目)
9月14日・15日に開催された社会構成主義のイベント「TIJ Festival -タオス祭- 2024@TOKYO ー研究者と実践者が共に創る社会ー」に参加してきました。
2日目は全体会と参加者自主企画でした。1日目についてはこちら
全体会
全体会は、タオス・インスティテュート・ジャパン共同代表の鮫島輝美さんと東村知子さんに、The Taos Instituteアソシエイトの長尾彰さんがお話を聞いていく形でスタートしました。
こちらも心に残った言葉をメモしておきます。
マイナーだった社会構成主義を、一般の人も知って何かに使いたいといってくれることが驚きと喜び
学会はテーマで細かく分かれてしまうけど、TIJは色んなテーマが混ざり合ってる
理論と実践の良い関係をつくることで、社会のベターメントを作っていきたい
反戦と呼ばない反戦。戦いと戦わない
その後、グループに分かれて、「ここにいる人と、何したい?」を自由に話し合いました。
模造紙にメモしたものを最後にぐるっとみて回って、学び合いたい、もっと語り合いたい、深め合いたいといったような内容が多いな〜と思いました。
参加しての感想
やっぱり楽しくてテンションが上がってしまう
去年の参加の際もそうでしたが、やっぱりリアルな場で、社会構成主義の文脈でお話ができる方々と会って話せることが、めちゃめちゃ楽しかったです。
「研究者と実践者が共に創る社会」と掲げられている通り、きっと参加してなかったら交わることがなかったであろう研究者の方々とも、(恐縮しながらも)ふつうに一緒にお話しできる場というのも驚きです。
また、初対面の方とでも、話が広がって行きやすいのも、TIJで集まるイベントならではの特徴かなと思いました。
自分を見つめ直す良い機会にも
自分の日頃の悩みに近しい悩みを話されている方がいて、社会構成主義の視点で色んな方からアイデアが出ているのを見て、自分自身を見つめ直す良い機会にもなりました。
どうしても渦中にいると、頑張って俯瞰しよう俯瞰しようと思ってても難しいもの。まさに、「社会構成主義という理論を理解していることと、実践できることは別物」なんだなあと思います。
それが、他の方からの語りで似た悩みを聞いていると、なんだか客観視しやすくなるなという気づきがありました。
実践者?生活者?
全体会のグループワークの際に、「研究者」「実践者」の他に「生活者」がいるんじゃないかという話題が出たのが印象に残っています。
その区分けで行くと、私はもしかして生活者に入るのかしら?そもそもそこを明確に区分する必要はあるのか?なんていうことを考えつつも、今の私にとっては半径1mの家族との関係をより良くしていくために社会構成主義をうまく使っていきたいということなんだよなあ〜と改めて思いました。
🗒去年の様子
📖これまでのまとめ