親と子の1on1 〜小1からできる、親子の対話〜
上の子が小1になってから、「学校行きたくないな」とか、嫌なことがあったと大泣きする日が時々出てきました。
しっかり定例の1on1までは行かないまでも、定期的に子どもと1対1でじっくり対話する時間が必要だなと思った出来事があったので、まとめてみます。
誘い方・場所
我が家では、「久しぶりに、二人でデートしよっか!」と誘うようにしています。
また、デートらしく、家の中ではなく、近場のカフェなどに行っています。家の中だと下の子が話しかけてきたり、日常感があるので、あえてちょっと非日常な場所だからこそ話してくれることもあるなあと実感しています。
当日の進め方
まずは、飲み物とちょっとしたお菓子を注文。リラックスした雰囲気でスタートします。
最初に、前回の振り返り。「前にお話しした時さ、こんなこと話したけど最近はどう?」
その答えも拾いながら、「楽しいこと・嬉しいこと」と「しんどいこと・悲しいこと」をそれぞれ思うつくままに話してもらいます。
必要に応じて、1日のモチベーショングラフ(上が楽しい、下がしんどいで、折れ線グラフを書くもの)に表してみることも。
話の中で気になることがあったら少し深掘りをしつつも、何か結論を出すわけではない時間と決めています。話が出尽くしたなあ〜と思ったらそこで終了。
気をつけること
深刻じゃなく楽しい雰囲気で
そろそろ1on1やらないと……と思うのは、たいてい帰宅後大泣きしたり、こんな嫌なことがあった……と話した時なので、心中は穏やかじゃないです。
が、深刻な雰囲気を出しちゃうと子どもも身構えてしまうので、軽やかに誘い、楽しい雰囲気になるよう気をつけています。
カフェでは好きなものを注文してもらい、甘いものも食べちゃおう!と特別感もあるようです。
意見はしない、聴き切る
とにかく、自由に思ってることを吐き出してもらえる場となるよう心がけてます。
絶対にNGなのは、「え、それはだめじゃない?」とか「じゃあこうしたらいいよ」とか“アドバイス”すること。親にとっては親切心でも、子どもからすると自分で考えて行動してるのに、否定されたように感じてしまいます。
ついつい口を出してしまいたくなりますが、ひたすら聴いて、もし話すとしたら“能動的な聞き方”で、「なるほど、〜〜〜ということがあったから、悲しかったんだね」と鏡のように聞き返すことがポイントです。
なるべく可視化する
毎回A4用紙と色ペンを持っていき、話に出たことをメモするようにしています。
マインドマップ風に、例えば「楽しい・嬉しい😊」と書いて丸で囲み、その周りから出てきた話を枝を伸ばして書いていくと、パッとみてわかりやすいです。
また、うちの子は一緒に描きたいようなので、勝手にペンを取って絵で気持ちを表現したりしてくれるので、何か描き始めたら自由にしてもらってます。
私は紙で取っておくのが大変なので、スマホに写真で撮っておき、次回話す時もそれを見せながら話しています。
一番最近の事例
一番最近やったのは、帰宅後なんだか調子が悪そうで、軽く「なんか嫌なことでもあったの〜?」と聞いたら思いのほか色々な話が出てきたことがきっかけです。
まずは前回話した時の写メを軽く見せながら、「前は学校いきたくないなーとか、眠くなっちゃうなーとかのお話ししたね。学校、最近はどうよー」とざっくり投げてみました。
その後、「楽しいこと・嬉しいこと」を話してもらい、いくつか共通点があることを発見。
続いて「しんどいこと・悲しいこと」を話してもらうと、どうやら心配性の部分が大きく出てしまってしんどそうだったので、数ヶ月前にやったワークブックを復習することにしました。
今我が家で使い始めてるのは、「だいじょうぶ 自分でできる心配の追いはらい方ワークブック」というもの。お互いだいぶ忘れてしまっていたので、ざっくり飛ばしながら最初から読み直してみました。
本の詳細はこちら↓
今回は、「心配事がでてきたら、一度心配事ボックスにしまう」、「夜お風呂の時間の心配事タイムに、その日あった心配事を話す」を、改めてやってみようとなりました(以前読んだ後1週間ほど続けたら、「もう心配事モンスターいなくなっちゃった〜♪」と話してたので、すっかりやってなかったんですよね……)。
早速翌日から、「今日はね、2つ心配事ボックスに入れたの。早く心配事タイムで話したい!」と実践してくれてました。
子どもと対等な目線で話していきたい
私自身は、親子関係は一人の人と人として、対等な関係を築いていきたいなと思って接しています。
日頃のコミュニケーションの中でも、色々とあった出来事や気持ちを話してくれていますが、改めてじっくり対話ができる場をつくることって大事なと今回思いました。
これからも、なるべく3ヶ月に1回のペースで、子どもとの対話の時間をつくっていきたいと思います。
📖参考過去記事
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