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少年

少年は波打ち際で
星屑を集めて
詩を書いていました

青い星で哀しい詩を
赤い星で情熱的な詩を

話しかけると
消えしまうのでは無いかと思うほど
聡明で涼しい目をした

貝殻と星屑はカラカラと紛れ
詩が波に拐われてしまっても

少年は
そこにいて

いつまでも
そこにいて

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