お気に入りの並木道
峠を下ってしばらく走る
並木道が始まる
横断歩道を学生達が通る
葡萄畑を超え
交差点にコンビニ
野球部の子ども達が歩道をひた走る
学生達を見ると眩しすぎて
涙腺がゆるむ
いつかのラジオDJも
同じようなことを言っていた
そして登り坂
並木道はずっと遠くまで
前方に陸橋
昔ながらの喫茶店
日曜だけ開く八百屋
色づき始めた木々の葉
真っ赤になるのが楽しみ
陸橋を超えると下り坂
下まで続く聳え立つ木々の隙間に
遠くに広がる街なみが重なる
何処かの壁にかかっていた
いつかの絵画のよう
いつも思う
なんど通ってもそう思う