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青空コーヒー

コーヒーは好きですか?私は好きです。
ただ、好きとは言っても、豆の違いを言い当てたり、産地による特徴を空で言えたりするようなマニアではなく、日常的にコーヒー淹れて飲むのが好き、と言う程度の好き具合である。
コーヒーは豆で買って、家にある手動のミルでゴリゴリと挽く。豆は、苦すぎず、酸味も強すぎない、普通の豆がいい。ハウスブレンドというジャンルがあれば、だいたいそれを選べば間違いない。豆を挽いた後、ペーパーフィルターをしいて、ハンドドリップする。お湯の熱さは、あまり厳密には数えない。なんとなく沸かして、なんとなく時間が経ったらそそぐ。コーヒーの、目が冴える香りが、部屋中に広がる。それだけでコーヒーの楽しさの半分が味わえる。
だいたいいつも、夫と自分の分を淹れるから、2つのマグカップにコーヒーを注ぎ、あとはチョコレートなどと一緒に嗜む。やはりコーヒーは淹れたてがおいしい。時間がたつと、なんだか雑味が増す気がする。料理でもなんでも、やはり完成した直後が一番なのだ。(カレーは除く)

豆はスターバックスで買うことが多い。

最近、友人がアイス用のコーヒー豆をプレゼントしてくれたので、初めて家でアイスコーヒーを淹れてみた。ホットのとき、豆10gにお湯180mLが基本だが、アイスのときは、豆10gに対しお湯90mLでいいそうだ。もちろん氷も合わせてその分量である。氷の量は適量、とレシピには書いてあった。

()スタバで買ったコーヒードリッパー。3600円くらい。使い勝手がよくて気に入っている。

初めてのアイスコーヒーであったが、完成したコーヒーはとても美味しい仕上がりになった。ピクニックと称し、公園でアイスコーヒーを飲んだ。

青空の下で飲むコーヒーほど、美味しいものはない。屋内で飲むのと、屋外で飲むのと、そう大きな違いがあるとは思えないが、実際飲んでみると、その感じ方はまったく違うのだ。
からんからん、と氷が音を立ててグラスを鳴らし、私の頬を初夏の風が撫でるのだ。
遠くから聞こえる子供たちの笑い声。
木々の葉が風に揺れる音。
緑のにおいと、コーヒーの味わい。

ぜひピクニックの際は、コーヒーを持参してほしい。名付けて「青空コーヒー」である。体と心をリラックスさせて、日頃の疲れを癒やしてほしい。

モロゾフのカップで飲む青空コーヒー。
見切れているのは夫。

おわり。

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