オトンナ・ユーフォルビオイデスの来歴と育て方
来歴と特徴
オトンナ・ユーフォルビオイデス (Othonna euphorbioides) は、南アフリカのナマクアランドやリッチタースフェルドといった岩の多い地域に自生する多肉植物です。この植物は、短く太い塊茎(地下茎)を持ち、見た目がユーフォルビアに似ていることから名づけられました。茎は灰色を帯び、乾燥した環境でも水を貯める能力があります。
育て方のポイント
光と温度
日光:直射日光の当たる場所が理想的ですが、夏の強い直射光は避けましょう。
温度:10°C以下になると成長が止まるため、冬場は室内に移動させる必要があります。
水やり
春から夏:週に1度の水やりが適切ですが、土が完全に乾いてから与えます。
冬:休眠期は水やりを停止し乾燥状態を保ちます。
土と植え替え
用土:水はけの良い砂質の土(パミスやロームを混ぜたもの)を使用します。
植え替え:成長が遅いため、2~3年ごとに植え替えを行い、根腐れを防ぐために通気性の良い鉢を使います。
注意点とトラブルシューティング
根腐れ:過剰な水やりが原因となるため、鉢の底に排水孔を設けてください。
害虫:ハダニやカイガラムシに注意が必要です。見つけ次第、駆除しましょう。
まとめ
オトンナ・ユーフォルビオイデスは、その独特な外観と管理のしやすさから、多肉植物の愛好家に人気があります。乾燥した環境で育ちやすく、秋から冬にかけて咲く小さな黄色い花も魅力です。鉢植えでも簡単に育てられるので、屋内外で育成を楽しんでみましょう。