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春風日記 #1


おはようございます、ハルです。

クリエーター名を『ハル風日記。』にしておきながら、
日記らしいことを投稿したことがないことに気が付きました。
なので今日は、日記っぽく。

                                    ✿

今日は珍しく早朝に目が覚めた。なんと五時。
毎朝、睡魔と二度寝魔に戦いを挑まれ、負け続けていた私にとって、
アラームに頼らず不戦勝でむかえた朝は、心地が良い。

外はまだ暗い。「やっと起きたか」とでも言いたげな鳥の声を聴きながら、毛布にくるまり少々うとうと。
お互い、幸せな孤独感を味わっているようだ。
せっかくならばと、そーっとキッチンに行き、お湯を沸かす。
ゆっくりと白湯を味わおうではないか。
でも味が無いのは嫌だから、ちょこっと蜂蜜を入れて。

少し空が明るくなってきた。
先ほどの鳥の仲間たちも起きてきたようだ。
私はもう少し孤独感を楽しむことにするよ。
そんなことを考えながら、ゆっくりと白湯を飲む。熱い。
どうやら白湯の適温は50度で、なおかつがぶがぶ飲んではいけないらしい。
ならば仕方がない、蜂蜜を入れたスプーンで一口ずつすくうしかない。
それっぽい洋楽を聴きながら、あたかもそれっぽい人生を過ごしている
かのような雰囲気を楽しむ。

随分と空が明るくなった。
鳥たちが電線で首をかしげている。朝ごはん会議でもしているのか。
私はもう少しそれっぽい空気を楽しむことにするよ。
そんなことを考えながら、ゆっくりと白湯を飲む。ぬるい。
ゆっくり飲むとはいえ、残り半分の時点ですでに冷めている。
ならば、ペースを上げるか。
雲を眺めながら、なんの形に見えるか考える。・・・アジの開き。
あぁ、お腹がすいた。

もうすっかりと空が明るい。
鳥たちはどこかに飛んで行ってしまった。
私もそろそろ動き出すとするよ。
そんなことを考えながら、白湯を飲み干す。冷たい。
既に冷え切っている。それもそうだ、かれこれ一時間経過しているのだ。

朝ごはんはベーコンとチーズをのせたトースト。それと豆乳。
久しぶりの朝食。美味しい。しかし一つ不思議なことが。
トーストと共にスプーンが出された。いったい何に使うのか。
久しく朝ごはんを食べなかった間に、朝食文化に変化があったのか。
それとも変わったのはトースト文化か。なぞだ。

そうこうしているうちに、すっかりと今日が動き始めた。
さて、何をしようか。

                                  ✿

今朝はこんな感じでした。次こそは白湯を適温で。
読んでいただき、ありがとうございました。

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