【超短小説】年雄、捨てる!
年雄は思った。
"部屋が狭い!"
不思議なもんだ。
特別何かを買った気はしないが、生活しているだけで物は増える。
服や生活用品。
気が付けば、部屋は物と服に占領されている。
よし!捨てよう!
年雄は決心した。
まず分かりやすく捨てられる物は・・・服だ。
気が付けば着ていない服だらけ。
黒いTシャツ、グレーのTシャツ、白いTシャツ・・・同じような服ばっかり。
パンツも同じ。
色のない服ばかり。
どれも1着ずつあれば問題ない。
捨てよう・・・いや、2着ずつにするか。
もしもの時の為に。
次は100均で買った便利用品。
・・・便利と思って買った、使っていない用品。
これが結構多い。
いつか使うだろう、使う予定の物ばかり。
1度も使った事はない。
よし!捨てよう!
・・・いや、使えるかも・・・。
やっぱり勿体ないよね。
浜本年雄40歳。
使う予定のゴミと暮らす。
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