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【社会も世界も変わる、残念ながら】

「スティーブ・ジョブズがいなくなっても
Appleは大丈夫だった」
「松本人志が消えても、テレビは全然回っている」
「だから別に誰かが消えても社会は変わらないし何も問題は無い」

直近芸能人などのスキャンダルが多く、上記のような言説を良く旧Twitterなどで見かけた。しかし私はこういう考え方が嫌いだ。どう考えても変わるだろうと思うからだ。

思うこと自体は勝手だが、正直想像力に欠けた考え方だと思う。要は「著名な人や能力を持った人が消えても会社も世界も回るから大丈夫だ」という理屈だと思うが、私は事実とはかけ離れた解釈だと思う。

私はこう思う「誰かが消えた穴を周囲が必死で埋めたから、そこから一定距離がある人からは何事もなく回っているように見えるだけだ」と。

たとえ著名人ではなくとも、人が一人所属している組織から消えるということは本来重い事のはずだ。その際に発生した空白は様々な悪影響を与える事になる。何とかなっているように見えるのは、周囲の人が頑張って、その空白を埋めようと努力した結果である。

だからと言って、私はスキャンダルがあった人をそのまま置いておくべきであったり、簡単に仕事を辞めるべきではないと言いたいわけではない。
ただその重みは知っておくべきだと言いたい。

何かを存続するためには変化は常に起こるべきだが、長期的には良い影響を与える変化でも、それは痛みを伴うことが多い。そのことを忘れて軽々しく「そう簡単に変わらないから~」と口にすべきではないと思う。



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