よく分からないワークショップ
先日は東京のとある場所でイベントがあり、参加してきた。
イベントでは5人ずつグループに分かれてワークショップを行った。ワークショップのコンセプトは、ざっくり言うと、未来の教育のビジョンを描き、実現可能なアイディアを創出しようということだった。その都度、お題が与えられて、グループのメンバーで話し合うのだが、お題の意味が不明確で、話し合う内容が抽象的になってしまった。例えば、社会に求められる力について話し合おうというお題が与えられた場合、それは社会で活躍するために学生に求められる力なのか、学生と相対する社会の側に求められる力なのか、分からなかった。結局、学生に求められる力を指していたようなのだが、それは「社会に求められる力」ではなくないか?私はグループの進行役だったのだが、ずっと頭の中に「?」が浮かんだまま話し合いを進めていた。
私の物分かりが悪いのがいけないのかもしれないが、ワークショップは難しい…。ワークショップのグループには学生、教職員、企業・自治体等関係者、学校教育関係者という様々な属性の人たちが混じっていて、いろいろな立場の人たちの意見が聞けたという点では有意義だった。それだけにワークショップのデザインに問題があったことがもったいなく感じた。