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GKトレーニングを考えるうえで大切にしている3つのこと。
GKを指導する上で、考えることは、技術をいくら教えても、それを実行する、身体操作ができないと、トレーニング効果が得られないということ。
どーも、ハラトシです。
4月から新チームでの指導に当たって、早くも2週間が過ぎました。
U−12、U−15の選手も、ある程度観ることができ、これからどんな指導ができるか楽しみです。
その中で、共通して感じたことが、GKのプレーの流れとして、
①次のプレーの予測→②状況判断→③プレーの決断→④実行
上記の中で、③までは脳内処理の話で、④は身体操作の話になるということ。
③までスムーズにプレーの選択ができていたとしても、④の段階で思うように身体操作ができないと、結局はミスや失点に繋がってしまう。
なので、GKを指導すときに大切にしていることは、大きく3つ
①プレーの適切な判断力、決断力を養うこと。
②決断したプレーを遂行するための技術を身につけること。
③技術を発揮するために必要な身体操作力を身につけること。
色々なチームを見てきた中で、②のトレーニングについてはよく指導されているが、他の2つについてはなかなかトレーニングされていないチームが多いのではないでしょうか?
その中でも③に関しては、この力を身につけると、他の競技の技術習得スピードが格段に上がります。
私自身も、教員時代に他競技の顧問をしていた時、身体操作を念頭においてプレーを考えると、技術習得が容易になった経験があります。
なので、身体を正しく使うことは非常に有効なことだということです。
ではどの様に正確に身体操作を身につけていくのかというと、いわゆるコーディネーショントレーニングやラダートレーニング、がそれに当たると思います。
もちろんサッカーを含めた、スポーツ競技を行うことも、身体操作力を身につけることができます。
ただ、専門競技は特有の動きが存在するため、その特有の動きのみに特化されてしまうという特徴があります。
そこで大切なのが先程のコーディネーションやラダーなのです。
例えばラダートレーニングの場合、早く行うのではなく、正しい動きを正確に行うことがとても重要になります。
なので、最初はゆっくりでも良いので、正しい動きを身体に覚えてもらうことが大切です。
頭では動きを理解しても、身体は言うことを聞いてくれないことは当たり前なので、安心してください。継続することで、動きは取得することができます。
提案としては、これらのメニューをGKトレーニングの中で複合して行うと良いでしょう。
ラダーの後に正面キャッチなどの基本技術を行う。
コーディネーショントレーニングをしながらボールを扱う。
などなど、考えればたくさん出てきます。笑
要は、トレーニングの目的を明確にすることが大切です。
「今からのトレーニングは〇〇をすためにするよ」
「このトレーニングにはどんな意図があると思う?」
子どもと一緒に共有しましょう。
日本から素晴らしいGKがこれからも多く育ってくれることを願っています。
ではまた。