過去の自分を超えていく体験
こんにちは。薬膳家で食材ソムリエのひろみです。
昨年末に学んだ薬膳の講座では、看病や介護を担う方、産後のママたちの身体に必要な情報を受け取ることができました。
不調が現れる仕組みを、身体とメンタルの両方から紐解いて、必要な対策や身体を守るための食材の学びを深めることができました。
人が不調のスパイラルに陥る時に共通することは、「氣」の滞りが起こり「肝」の働きが低下していくことで、「脾」と「腎」も失調していくパターンだということです。
わが家でも脾と腎に加え、肝のケアも心がけることにしました。
ここぞという時に踏ん張れる身体を目指していけるようにです。
血液を作る赤や黒の食材、血液をサラサラにして流れをよくする緑や青の食材をより積極的に取り入れるようにしました。
きれいな血液がたっぷりあることで、ストレスがかかった時でも、イライラした気持ちを落ち着けることができます。
また、深い眠りに就くことができます。
就活中のわが子の心の揺らぎを間近で見てきましたが、落胆や嘆き、イライラや憤怒など様々な感情が表れます。
親ができることは多くなく、やってあげられることといえば、食材の力を借りて踏ん張れる身体作りをすることと、昂ぶった神経をなだめてあげることくらいです。
大好きな人参を使った人参シリシリ。
赤い食材の人参と卵の効能で血液を補います。
ゆり根とセロリの炒め物。
どちらも精神を安定させる作用があります。
特にセロリは肝の働きを高めるので、ストレスフルになりやすい就活中にはお守り食材になったようです。
それでも気持ちが昂ぶったり塞ぎ込んだりした時は、ゆっくりと背中をさすったり、腎臓のあたりに手を当てて「お手当て」をしました。
この「お手当て」が自律神経の安心の土台を築くことができるので、不安の中にあっても踏ん張れる基礎が築けたと思っています。
わが子が自分の天井を突き破ったのは、つい最近のことです。
本命の企業からもらった辛い結果のメール。
泣き崩れて悔しさを爆発させていました。
後が無くなっがわが子がとった行動は、本命の企業にアルバイトでの採用を持ちかけたことでした。
これは、今までには無いような発想です。
わが子が過去の自分を超えた体験です。
面接から一週間後、「バイト決まったよ」とサラッと報告を受けました。
情熱を注げる仕事にこだわっていた分、少し遠回りした就活でしたが、納得のいく結果になったようです。
晴れ晴れとしたわが子の表情が印象的でした。
社会に出てからも、自分の身体を守りながら仕事を継続していけるよう、薬膳に限らず、様々な知恵を伝えていきたいと考えています。
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