大豆ミートで精進カレー
東京の小さなキッチンで作る、ときどき精進料理。
今回は、大豆ミートとそれを使った精進カレーのお話しです。
ここ数年、一般のスーパーマーケットでも大豆ミート製品をよく見かけるようになりました。肉のような食感で、タンパク質もとれることから、精進料理の「もどき料理」に使われることも多いです。
大豆ミートは、乾燥タイプ・セミドライタイプ・生タイプがあり、形状はひき肉のように使えるミンチタイプや、スライス肉のように使えるスライスタイプ、唐揚げなど肉の塊のように使えるブロックタイプなどさまざま。用途によって使い分けるとよいと思います。
臭みが取れる! 大豆ミートの下処理
大豆ミートを使う場合、自分はもっぱら乾燥タイプを使うことが多いです。保存がきくのでストックしやすいのです。
しかし、乾燥大豆ミート初心者の頃は、大豆の臭みが気になってなかなかおいしく作れず、それが悩みの種でした。
高野山のお坊さんにお聞きしたら、大豆の臭みを取るには、水で戻すときに、しっかりもみ洗いをすると仰っていました。水をかえて2〜3回ほど繰り返します。お湯でもどすと早いですが、水の方がしっかりした食感が残りやすいです。そして、ぎゅっと水を絞ったら、最後にしょうゆなどで少し下味を付けておくとだいぶ違います。
下味を付けたら、さらに少し多めの油で焦げ目が付くくらいカリカリに焼いても◎。香ばしさが増します。
精進カレーを作ってみた
先日、近所のスーパーで動物由来原料不使用のカレールゥを発見! その名も 「気になるトマトカレー」 。気になる〜! ということで、さっそく購入し、ランチに精進カレーを作ってみました。
動物性原料不使用のカレールゥを使うのは初めて。正直どうかなぁ〜と味を疑っていたのですが、コクもあり、ほのかにトマトの酸味も感じられるルゥでした。ご飯は、白米に雑穀米を混ぜて土鍋で炊きました。白米だけより歯応えがあって満足感アップ!
そしてさすがは精進カレー。たくさん食べても胃もたれしにくく、午後、体が軽かったです。^
さらにもう一つ、思いがけず良かったのは、お皿を洗うとき。カレーを食べたあとの皿洗いは気が重いですが、精進カレーだと鍋もお皿もベタベタせず、さらっとして汚れを落としやすかった! これは地味にうれしい!
ではまた。合掌🙏
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