9月に読んだ10冊の本を紹介するよ。
こんにちは、とうどうです。
原宿の会社にうつってから、1ヶ月半が立ちました。
最近読んだ本を並べてみて、「お勉強しているよ」というのをアピールできるといいなあと思ってnoteを書いてみます。
あと社内の人にも「とうどうがああ言っているのは、この本の影響か」なんてことがわかるとコミュニケーションがスムーズかなと。
ようやくKindle版がでたタイミングですぐに読みました。ここまで徹底的に成果にフォーカスを当てていたら、それはすごいチームになる…だって人事制度をつくった著者が、将来のパフォーマンスを理由にクビになるのだから、仕組みは完全に機能していると言えよう…報酬制度あり方など、めちゃくちゃ勉強になりました。
これは住まいに関する住宅政策の本。
特に参考になったのが、「まるっと支給される生活保護のうち、家賃分を切り出して単給にするとよいのでは」という記述。
「生活保護」ではなく「住宅手当」として、仕事と仕事のつなぎなんかにつかえると、生活保護になるまえに生活を立て直せる人もいるだろう。
また、生活保護かゼロか、ではないグラデーションをもたせることで、サービスを受ける側もスティグマが弱まるのではないかな。
こちらはバキバキのビジネス理論の本。著者たちは自身もプラットフォームビジネスを営んでいるので、知見がとても深い。
かの有名なネットワーク外部性についても、「参加者がふえても、ネットワーク全体によい影響を及ぼすとは限らないよね」と指摘があったり、プラットフォームは「統治」に近いなどおもしろい記述がたくさんあった。
イギリスにおける労働者、社会的に弱いひと達への、社会からのあからさまに攻撃的な視点(の構造)を書いた本。や、こわい…ぼくは世界全体ではよくなってきていると信じているけれども、このような傾向は日本でも加速度的に強くなっていくんだろうな。と、分厚い本でまだ全部読めていない。がんばろう…
日本の住宅政策の歴史から、なぜかずっと無視されているのが「若者」であり「単身者」であること。持ち家政策はもちろん今の若者のマジョリティーにとって無意味だし、URなど公営住宅も機能していない。ではどうするか、を僕はずっと考えている。
ツイッターのTLに流れてきて、著者の事前知識もなく予約注文した本。「友だち同士から国際社会まで、互いに異なる人達が、ともに暮らしていくには」という帯で、なんかもう大成功。「誰のために法は生まれた」と同じような形式で、中高生と一緒に政治学について学んでいくスタイル。政治学って「政治の情勢」みたいな本が多くて、原理原則を学べる本がすくない印象なのでとてもよかった。
ハーバード・ビジネス・レビューの論文検索サービスに登録しているのに、これはAmazonで買うしかなかったという。仮説検証だいじだけど、スタートアップ的な「まだない」サービスの仮説検証はやはりアートに近いという感想。
こちらはAmazonのレコメンドから。みなそれぞれの理由でシングルになるのだけれど、ストーリーの語りをきくと「うんうん、そうするしかなかったよね」となる。そのうえで僕も事業を通じて何かで支援できるとよいのだけれど。
ぱっと見「辞書かな?」というツールの並びかたなのだけど、機会の定義(片付けるジョブとか)からはじまって、仮説検証や設計まで、「こうやってイノベーティブなことを実現していくんだよ」と丁寧な構成なのでした。今月も読み直そう。
勉強の仕方を勉強しようと思って読んだ本。さまざまな技法を消化したうえで、咀嚼してしっかり考えて、体系的な知識として提供してくれている凄い一冊でした。
ほかにも読んだ本はあるけれど、ジャンルが被っていたり、完全な資料本なので割愛。10月もたくさん読めるとよいなあ。しかしビジネススクールがはじまるし、どうなることだか。
そろそろ、松瀬さんがnote書いてくれないかなあ。
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