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グループ展 『バルナックライカ展』 に出展

2024年12月6日(金)〜8日(日)​HuBaseで開催されたグループ展『バルナックライカ展』に参加させていただきました。

バルナックライカは、ライカが1930年代から1950年代にかけて製造した小型のレンジファインダーカメラで、35mmフィルムを使用する初の実用的なカメラです。その名は、開発者であるオスカー・バルナックに由来します。
僕が所有しているライカDIIは1932年に登場したモデルで、バルナックライカとして初めて連動距離計を内蔵。シャッタースピードは最高1/500秒、スローシャッター機能は搭載されていません。

HuBaseでの8月のグループ展のときに、村田雄平さんから「バルナック展やりましょうか!」と提案があって開催が決まりました。

僕がバルナックライカ(DII)を手にしたのは7月のことですが、5ヶ月で34本のフィルムを消費。約4.5日に1本というハイペースです。それもこれも、バルナック展があったからこその集中力。目標があることはいいことです。

作品について

1200枚のなかから選んだのは、高山村・山田牧場で撮影した写真4枚です。この日の山田牧場は、ガスが覆ったり晴れ間が出たりを繰り返す天候。幻想的な風景を収めることができました。

2人展でメインに据えた牛のモノクロ写真も同じ山田牧場の写真でした。ここは、子どものころから親しんできた自分にとっても特別な場所。そんな馴染み深い風景の中で撮れた作品を発表できるのは、本当に嬉しいことです。

使用カメラ : Leica DII
使用レンズ : Elmar 50mm F3.5

Canvas of the air

絵画のような写真が撮れたこともあって、和紙(竹和紙)に出力しました。和紙の質感が、霧に包まれた高原の柔らかな空気感を引き出して、絵の具が紙に滲むような質感になりました。光と影がぼんやりと溶け合うようすが気に入っています。

目の前に広がる景色は、僕にとって「舞台」のような存在。そこにどんな要素が入り込み、どのように空間が形作られていくのか。それを見守る感覚が好きです。演出するわけではないけれど、構図や被写体がどこか作為的に見える瞬間に惹かれます。デザイナーという職業ならではの視点から生まれているのかもしれません。

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他の出展者さんの作品もほんとうに素敵でした。90年前のカメラ、こんなにいい感じに映るのか〜と、感動しました。バルナックライカやフィルム写真に興味を持ってくれる方が増えたら嬉しいです。

最後に、展示に足を運んでくださった来場者の皆様、わざわざ感想をメッセージくださった方々、ほんとうにありがとうございました。すべてが励みです。

会場にて。スマホアプリ「Leica LUX」で撮影したDII


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